計画を立てるコツ(2)ー起業を考えている方へ
前回「計画を立てるコツ」ではどちらかというと
1年の計画について述べました。
今回は、起業を考えている方へ向けた
事業計画を立てるコツをお話ししたいと思います。
事業計画とは何か
事業計画とは何でしょうか。
起業する方のやりたいことや実現したい夢を明らかにし、それを実現するための計画書です。
起業は自分ひとりでできるわけではなく、家族や友人、融資や投資を受ける場合は関係者への
説明や理解も必要となります。その際に、事業計画書を示すことが求められます。
事業計画書の中身は以下のような内容を書きます。
・事業の目的・コンセプト
・商品・サービスの内容と特徴
・来てほしいお客様(ターゲット)
・お金のこと(運転資金・起業後の収支予測)
・実現可能性と手順
これを見てなんだか難しそうに感じた方もいらっしゃると思います。
将来的には、これらを完成したほうが良いのですが
始めは自分の思考の整理のために、
「なぜその事業をやりたいのか」
「誰に・どんな商品やサービスを売りたいか・どうやって売るか」
を考えてみてはいかがでしょうか。
なかでも、なぜその事業をやりたいのか、起業理由や夢はとても重要です。
その理由は、何か壁にぶちあたったときや悩んだときに
そこに立ち戻る、原点を確認するために必要だと考えます。
「・・・だから自分は、これをやるんだ!」と思えるものがあるかどうか、です。
誰に見せたいか
事業計画書と聞くだけで、とても立派な計画書を想像する方が多いと思いますが
何度でも書き直していいですし、複数あってもよいと思います。
意識することは、「誰に見てもらうか、説明するか」です。
これによって、書き方のポイントが変わります。
例えば、
・自分の頭の整理用・・・創業の動機、どのような目的で何をやりたいかはっきりさせる、事業への考え方・熱意
・協力してほしい人向け・・・どんな事業をするか、儲かりそうか
・金融機関や投資家向け・・・創業者の想い・人物像、 儲かりそうか
を丁寧に書く必要があります。
事業計画書を見る人によって、知りたい情報や視点が異なるためです。
作成のメリット
作成するメリットは3つあります。
・書くことで自分の考えていることが客観的にみれる
・欠点や足りないものに気づく
・書くことで自信がつく
デメリットは、心理的なハードルがあがったり、面倒くさいと思ったりすることでしょうか。
モノづくりをしたい方にありがちですが
自分の作ったものが素晴らしい、美味しい、これは売れる!とそれだけで起業を考える人がいます。
それはお客様が求めているものでしょうか。売れる場所やマーケットはありますか。
客観的にみるものがあったほうが、成功率があがります。
そのために作成することをオススメします。
何度書き直してもいいですし、決まった型などありません。
(金融機関のフォーマットはあります)
ぜひ、トライしてみてください。
●編集後記
昨日動かなくなったパソコンですが、奇跡的に復活しました。
試しに、電源を抜いて放置していたらバッテリーが切れて電源が落ちたため、
再起動することができました。
心底ほっとしました。早速バックアップします!
●今日のNEW!
美味しい鰻を頂きました。元気がでます。
日に新たに、日々に新たなり