
紫蘇とワインの美味しさを味わう
ある番組で、紫蘇を毎日食べているJAの職員さんの話をきいて、
なんとなく苦手な食材でしたが、関心を持つようになりました。
紫蘇は和のハーブ
紫蘇は大きく、青じそ(大葉)と赤しそがあります。
料理で使いやすいのは青じそなので、今回はこちらの話をします。
青じそ(以下、大葉)は、たいてい刻んで薬味にしたり、
お刺身の飾りだったり、天ぷらで食べることが多いでしょうか。
なんとなく、料理には使いづらいイメージをもっていましたが、
先日大葉を毎日食べる方のInstagramを見て、結構何にでも使えると知りました。
早速試したのは、ジェノベーゼソース。美味しさに驚きました。
調理法は「刻む」「つつむ」「潰す」、この3つでアレンジがきく、万能食材です。
紫蘇とワインを合わせるポイント
和の食材だと難しく考えがちですが、
パセリ、バジル、パクチーなどのフレッシュハーブと同じように考えればよいです。
ポイントは香り。
大葉は爽やかな香りがするので、ワインも香りが豊かなものを選ぶとよいでしょう。
すっきりとした、青草のようなニュアンスをもっているアロマティックなブドウ品種がお勧めです。
イチオシは「ソーヴィニヨンブラン」というブドウ品種です。
スーパーマーケットで手軽に購入できるものです。
有名なのはニュージーランド産ですが、チリ産、フランス産などもあります。
他にもいろいろ品種はありますが、普段手に入りやすいものでまずは試していただきたいです。
<おすすめの料理>
カルパッチョに大葉を加えて
サラダやマリネのドレッシングに大葉を加えて
白身魚のソテーにソースとして
いつもの葉物ハーブを置き換えるだけで新鮮ではないでしょうか。
基本的なマリアージュのコツ
料理とワインを美味しくいただくコツは、とてもシンプルです。
1.味わいの濃度・色を合わせる
2.地産地消
3.鉄板の組み合わせを持っておく
1の”味わいの”濃度”・色を合わせる”は、単純に味の濃さとワインの濃さ、
料理の色とワインの色合いを合わせるということです。
・さっぱりした料理にはさっぱりした、爽やかな味わいのワイン
・トマトを使った料理はトマト色のような軽い赤ワイン
というイメージです。
例えば、よく言われるのが、お肉には赤ワイン。
ですが、お肉は牛肉もあれば鶏肉もあります。
鶏肉は赤いわけではありません。
そんなときは、同じような色で合わせるとよいです。
・赤い牛肉なら赤ワイン
・鶏肉、例えば唐揚げには、白ワイン
だけど油で揚げて味付けがしっかりしているので、ちょっとしっかりめの白ワイン
(唐揚げの色とワインの色がどちらもすこーし褐色っぽいので合わせる)
・お魚では
白身魚のカルパッチョは、塩やハーブ、レモンで味付けされていますので、
香り豊かな、ミネラル感のある白ワイン
天ぷらは、塩とレモンで味わうなら、
レモンの代わりになるような酸味のあるフレッシュな白ワイン
など、頭の中で味わいの重さ・軽さとワインの色を想像してみてください。
楽しくなってきませんか。
日に新たに、日々に新たなり