マーケティング sun-blog  

新商品開発のヒントは身近なところにあり

プロフィール お問い合わせ

先日あるセミナーを受けて大変刺激を受けました。
お金をかけずに、新たな取り組みをしている企業から学ぶ
新商品開発のヒントをいろいろ聞くことができました。
私の感じたことをまとめます。

 

普段の生活での感覚が大事

私たちは普段、コンビニエンスストアやスーパーへ行ったり、
ネットやテレビなどで情報を得たりします。
なにげなく行動して感じていることが、ヒントになります。
例えば、この1年半コロナ禍により、私たちの生活は大きく変わりました。
在宅で仕事をしたり、オンラインで打合せをしたり、ネットで食事を頼んだり、
家での過ごし方が変わったり・・・コロナ前では考えられないことです。
この変化の中で自分たちが感じている不便さや、当たり前になった行動などが
実は大きなヒントになったりするのです。
つまり、自分ごとに置き換えてみるとよいと思います。

 

身近なところでトレンドを読み取る

世の中で今何が流行っているか、これが流行るのではないかなど詳しい人がいます。
先日のセミナーでは、これは特別なことではなく、
ちょっとしたコツで誰でもその勘を磨けると教えてもらいました。

 

たまにでいいので本屋さんへ行き、並んでる雑誌や新刊をじっくり見てみる。
ただ見るだけではなくて、雑誌に書かれている話題を見て、
●その製品やサービスはどんな特徴があるのか
●誰に向けたものか
●どの分野か
考えることが大事だということです。
なぜこれが掲載されているのか、このタイトルで新刊が発売されているのか。
自分なりの「類推」をすることが、勘を磨くコツです。
頭で考えると難しそうですが、まず本屋さんに行って観察&類推してみたいと思います。

 

同様に、コンビニエンスストアに行った時も、です。
毎週、新商品が発売されます、店頭に並ぶには理由があります。
●なぜこの商品は発売されたのか
●誰に向けた商品か、使用するシーンを想像する
●その特徴は何か
そこから世の中のトレンドは何か考えてみる。
コツはこれだけではなかったですが、この2つは是非実行してほしいと
講師の方が言われていました。なんだか面白そうですね。

 

自分の強みと掛け算してみる

新商品は、ひらめきや勘だけでは生まれません。
自社(自店)らしさや、強み、得意なことを活かすことが大事です。
要するに自社の強みとトレンドを掛け合わせることで独自性のあるものになるといえます。

 

昨年コロナで影響を受けた郊外の和菓子屋さんは売上減少に悩んでいましたが、
自分たちが長年やってきた釜で炊く餡子を活かし、
コロナ禍で巣ごもり、家で料理を作ることがヒントとなり
完成品のどら焼きのネット販売ではなく、自宅で仕上げるどら焼きキットを発売したところ
大変好調な売上だったそうです。加えて、その味を知ったママや子供たちが
お店にも来てくれで客層が拡大したそうです。
自分たちのウリってなんだろうか、かけ算してみる(応用する)、
ここもヒントになりそうです。

 

正解はないので、自分なりに考えることが大事です。

 

 

 

日に新たに、日々に新たなり

 

●今日のNEW!(一日一新)
ユダヤ人大富豪の教え