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良いワイン売り場とはどんな売場だ?!

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先日、ある方から良い店(売場)づくりについて学ばせていただく機会があり、
元大手百貨店にいらした方なので、実務経験に基づいた話をたくさん聞くことができました。
私は消費財のメーカー出身なので、良い場所で大量陳列が基本であったため、
お客様が、「見やすく、選びやすく、手に取りやすく」という売場は、
必ずしも量が多ければいいということではない、むしろ引き算をする場合もある、というのが
「なるほどなぁ」と納得でした。
その後、スーパーマーケットやショッピングモールを見ながら、
ワイン売り場について感じることがありました。

どんな商品かわかりずらい

スーパーマーケットでも、デパートでも、ワイン売り場は本当にわかりずらいと思います。
大抵は、国別X価格帯別になっていて、
その中で、赤ワインや白ワインがなんとなくわかれていて、お客さんは国と価格で選ぶイメージ。
ある程度、ワインの知識のある方は、商品のラベル(エチケット)を見て、
ぶどう品種、栽培された場所、ランク(格付け)など理解できるますが、
ほとんどの人は、売り場にあるPOPを見て、
「あーこのワインは、フルーティーで、飲みやすそうだな」とか
「今日はお肉だから赤ワインにしよう。前回飲んだものが美味しかったからこれ」
といった具合に購入するのではないでしょうか。
また、最初からコレ!と決めている場合はいいですが、
売り場でなんとなく選んで買いたいときは
多すぎて、選べない。
少なくとも私はいつも、選べなくなってしまいます・・。

赤ワインの違いがわからない?!

先日、行ったスーパーマーケットでは、ワインの品揃えが非常に多く、
特に、スパークリングワインと赤ワインには驚きました。

スパークリングワインは、冷蔵庫のスペースが圧巻!
赤ワインは陳列棚だけではなく、レジ前に独立した島で陳列してあり

ボリューム感のある売り場でした。
最初に目についたのは、赤ワインの売場で、既に夏かと思うような暑い日が続いているのに、
「なぜ、赤ワインをこんなに陳列しているんだろう?」と疑問に思いました。
後で聞いたら、店舗の近くに、「おしゃれBBQ場」があり、
そこに来る人が赤ワインを求めるということがわかり納得しました。

でも、どれも同じ赤ワイン。価格帯は2500円~3500円が中心で、
はっきり言って、その違いがわかりにくいのではないか、と思いました。
商品の側には、もちろん手書きPOPがあり、商品説明が書いてあるので、
お客様はこれを読んで購入しているでしょう。
ラベルのデザインとか、国とか、価格とか、ノリとか、かもしれません。
(まぁ、それが楽しかったりするのですが)

いろんな切り口を試してほしい

商品の陳列棚はともかく、売りたい商品を訴求する場合、
商品説明だけでなく、何かテーマがあると、よりお客様に伝わりやすいのではないかと思いました。
例えば、「料理Xワイン」。
当たり前でしょ、と言われそうですが、意外と単に並べているだけの売場が多いと思うんです。
肉の種類でもいいし、調理法(焼き方)とか、部位別とか、
少しマニアックくらいが面白いのではないかと。

別のアパレルショップを見てて、面白いと思ったのは、「ライフスタイル」を提案しているお店です。
食品(といっても、少し上質なもの)と、器、ファブリック、洋服(男性、女性、子供服まで)、
家具まで揃えていました。
こういう視点、まねっこしたら面白そうだなと思います。
普通にワインのあるライフスタイル。
どうもワインというと、特別な日の飲み物、フレンチとかイタリアン、と合わせるとか、
イメージ先行なので、
日常の食事やイベントに合わせてみたら、たくさん切り口があると思いました。

と、いうのは簡単なのですが、実際は売上があがるのか?、という疑問もあるかもしれません。
「売上=客数 X 客単価」なので、
客数を増やすという目的なら、試してみてもいいかもしれません。

日に新たに、日々に新たなり

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オレゴン シャルドネ2021
ポルトガル アルバリーニョ