タイガー&ドラゴンから話術を学ぶ
年末に一気に放送していたドラマ「タイガー&ドラゴン」を初めて観ました。
面白くて笑いっぱなしでしたが、気づきがありました。
それは、話し方のコツです。
「マクラ」で場をあたためる
「タイガータイガー&ドラゴン」は初めて観たドラマでしたが
とても面白く、夢中になって観てしまいました。
主人公が落語家に弟子入りして、噺を学んでいくのですが(ここに様々な背景や人間関係が加わり、面白くなる!のですがここでは割愛します)
1話ごとに新しい噺がでてきて、落語初心者の私でもとてもわかりやすい内容です。ドラマを楽しみつつ、実際の商談やビジネスシーンに役立ちそうだと思い、感じたことを書きたいと思います。
落語は通常、いきなり本題には入らず世間話をしたり本題と関連する小咄をしたりします。これを「マクラ」と呼ぶそうです。
ドラマの中では、ダジャレが多かったですが、なんだかクスッと笑わせてくれます。このマクラで、お客さんを引き込んだり、わくわくさせたり、笑わせて場を温めたりするわけで上手い噺家さんだと、ゆるゆるとはじまるけれど、一気にお客さんを引き込んでいくので、何を話すか、どう話すか大事だなと感じました。
相手が興味を持ちそうな話題や、笑顔になってもらえたら距離が縮まりますよね。
そのあとの本題を聞いてくれる確率があがります。
小ネタというか、ホットな話題はいくつか持っておくといいので
私はいつも、朝話題になったことや、相手の趣味とか好きそうな話題の情報収集をしています。
言葉を変換する
ドラマでは、主人公は落語の素人から始まるため、落語の独特の言い回しや言葉がよくわからず質問するシーンがたくさんあります。
初心者の私も同感で、毎回師匠や他のお弟子さんが説明してくれるので勉強になりました。笑
基本的に落語は、お客さんに合わせて、言い換えたりしないけれど
ドラマの中では、主人公が、自身の経験を交えて説明していたり、
ものすごいわかりやすい言葉に言い換えていたりしてしました。
(それが彼の個性となっていく・・・)
仕事のシーンも同様で、改めて、具体的な例をだしたり、わかりやすい言葉に変換することは大事だなと思います。特に具体的な例は必須といってもいいと思います。相手の事業や業界のことで例をあげるとわかりやすくなります。言葉の変換を意識していきたいですね。相手の印象に残りやすくなるのではないでしょうか。
気持ちがいいこと
ドラマの中で、噺を聞いて笑えること、たとえ聞いたことがある話でもまた聞きたいと思わせることが噺家として大事だと言っていました。
この後味というか、終わったあとの印象が実は重要で、相手が心地いい、また話を聞いてみたいと思わせることが次につながるコツだといえます。
よく、プレゼンテーションや商談の流れとして「PREP(プレップ)」を意識しろといいます。
これは
P ポイント(結論)
R リーズン(理由)
E イクザンプル(事例)
P ポイント(結論)
確かにPREPは大事です。が、基本的なこと、タイガー&ドラゴンにみる3つのコツは必要だと感じました。
●編集後記
今年のお雑煮は、白みそ仕立てで関西風にしました。
見た目はちょっと微妙でしたが
いただいた里芋が美味しくて美味しくて、大満足です。
●今日のNEW!
近所を散歩しました。いつもと違う道を通り、いくつかお店を見つけてラッキーです。
日に新たに、日々に新たなり