マーケティング sun-blog  

店頭をワクワクさせる

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コロナ禍の中、生鮮3品を中心とした食料品を販売しているお店は好調のようですが
その他の小売店はどうでしょうか。
最近、観光地にあるお店からどうやったら売上が伸ばせるかと相談を受けました。
結論からいうと、数学のように正解はありません。
1X1=1ではなく、倍になったり、マイナスになったり・・・。
買い物は化学反応だと個人的に思っています。

 

どんなお店か伝えていますか 

お土産店によくあるのが、その地にゆかりのあるものや、自社で製造しているものなど
「商品」を置いて売っているお店です。整然と商品が並べられています。
お客様が多様化している昨今では、このようなお店はなかなか売上が伸びないと思います。

 

自分のお店のウリは何でしょうか。
・商品(魅力的、品揃え、他と違う他にはない、など)
・サービス(ホスピタリティがすごい、従業員が魅力的)
・価格(相対的にお買い得、同じ商品ならどこよりも安い、コスパが良いなど)
・便利性(駅から1分、車が止めやすい、など)
・雰囲気(居心地が良い、おしゃれ、など)
このうち、「これだけは絶対、競合のお店に負けない!」と自信のあるものはありますか。
「●●なら、あそこだよね」(例 この町で魚を買うなら、鈴木鮮魚店だよね!)
というように、あそこなら●●屋といった”なら屋”を目指したいですね。
自分たちが何を得意にしているか、しっかりお客様に伝えることが
来店を促す最初の1歩かと考えます。

 

軸がぶれないこと

小売店でも飲食店でも、メーカーでも同じですが
自社のウリを誰にどのように売りたいか、を決めることが大事です。
20代までの若い世代が多く訪れる観光地なら、
20代向けに自社のウリをどう売っていくか考える。
製造と販売をしている会社などは特に、こだわりが多いと思いますが
若い世代にも食べ続けてもらうよう働きかけるのも大事かと。
その「誰に・何を・どのように」という軸を決めたら
・商品の品ぞろえ
・価格設定
・プロモーション
・店頭(見せ方)
・コミュニケーション
など、徹底的に訴求すること、軸がぶれてはいけません。
例えば、あるカフェが20代の若者に向けたお店にしよう、と決めたとします。
なのに、先代から売っている深入り焙煎がウリのコーヒーを出していたら、少しずれていますよね。
インスタ映えするような、コーヒーを使ったパフェを新たに加えてみるといったように
そういった一貫性をもたせることが意外と難しいんです。
お客様をみましょう。
どんなお客様に売りたいですか。味わってほしいでしょうか。

 

楽しいこと、ワクワクすること

精神論みたいですが、(笑)私これが一番大事だと思います。
お店にはいってなんだか楽しそうなものを感じる、
ディスプレイをみてワクワクする、つい手に取りたくなる、お店です。
お店の人が楽しく働いていることも大事です。
見せ方や置き方のコツはあります。でもそれはあくまで手法です。
お客様がどうやったらワクワクするでしょうか。
「どうしたらいいの?」と聞かれました。
お客様の買い方、行動を見て考えることです。
お客様の心を動かすことが購買に繋がります。それが売上になる。
この”心を動かすこと”を考える、お客様にやって欲しいことを伝える。
良いなと思うお店を”まねっこ”することからでもいいんです。
この流れをつくっていきましょう。

 

 

今日は概念的な話となりました。店頭ワクワク系は今後もつづく・・・。

 

日に新たに、日々に新たなり

 

 

●今日のNEW!(一日一新)
バターチキンカレーとナン
あずきカイロ(寒いから・・・)