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上半期トレンドワードからみる消費マインド

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日経クロストレンドの調査で、2021年上半期のトレンドワードが
発表されました。技術・マーケティング・消費の3分野にわかれています。
気になるものをいくつかみてみます。

 

SDGsが注目

この調査は3分野それぞれを「将来性」「経済インパクト」の2軸でプロットしています。
将来性が高く、収益性が高いものがより注目されます。


※日経XTRENDwebページより

マーケティング分野では、
・SDGs
・パーソナライゼーション
・サブスクリプション型コマース
・EC
・デジタル接客
・動画マーケティング

 

などが、将来性が高いゾーンにあります。前期との伸び率はわかりませんが、
新型コロナウイルス感染症拡大により消費の変化がみてとれます。
消費は個人単位に細分化し、自宅でも楽しめるものが広がったり、
非接触・密を避ける行動からECやデジタル関連のものが支持されています。
この1年の自分たちの行動を振り返ると納得です。
自分でも意識が高まったと感じているのは、
SDGsの考えを取り入れたモノを選ぶようになりました。
春先に購入したZARAのトレーナ―は、リサイクルしたペットボトルを一部原料にしています。
デザインが気に入りましたし、価格も手ごろだったこと、
なんとなく社会の役にたっていると感じたので購入しました。
同様に、多くの人たちが感じていることー
コロナ禍の中、自分だけでなく、医療関係や行政の方、飲食店の方みんな大変です。
少しでもよりよい社会に、暮らしやすい地域にーといった意識が広がっているのではないか。
ユニクロの洋服リサイクルもいいですね。
これ本当にリサイクルの原料でできたの?というくらいのクオリティで、びっくりしました。

 

消費:伸び率が高いワード3つ

消費分野で伸び率が高いと紹介されていたのが、
「マルチハビテーション」「サスティナブル消費」「エシカル消費」です。

※日経XTRENDwebページより

マルチハビテーションは初めてききました。
これは、複数の住まいを行き来しながら自分たちらしい生活を実現するライフスタイルのことだそうです。
これも新型コロナウイルスによって、従来の生活を見直す機会があったことから
顕著になったことではないでしょうか。

単に、郊外に暮らすということではなく、
自分たちの暮らしそのものを自分たちらしく、ということでしょう。

友人の中にも、東京に住居を持ちながら、実家と行き来したり、郊外に住居を構えたりしています。
ネット環境が整っていればどこでも仕事ができる世の中になったし、
どこに住もうと、代替えできる消費はたくさんある・・・。
コロナはしんどいけど新しい発見ありましたね。

 

今の消費トレンドはこうだーというように、言えなくなっている気がします。
ただ、自分らしくあるためにどんな暮らしがいいか、仕事も含め考えるようになりましたし、
自分が楽しめること、かつ世の中に役にたてることといった意識があると思います。
近江商人の「三方よし」の考えが不変だと。
大企業だけの話ではなく、中小企業もこういった消費者のマインドを意識してみるといいのではないでしょうか。

 

日に新たに、日々に新たなり

 

 

 

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