ひとりごと 経営 sun-blog  

事業計画書はストーリーづくり

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事業者さんが、あるコンテストに応募するために、事業計画書を作成されていました。
想いのつまった計画書をみて、感じたことを記します。

 

ストーリーをまず考える

誰か第三者に、自分がこれから行う事業について説明するときに作成するのが事業計画書です。
ビジネスの場ではよくみられるものですが、いきなり作ってといわれてもなかなか難しいものです。
直接会って話すなら、自分の想いを伝えられるのですが
これから取引する相手や金融機関にとっては、こういった計画書を作成していることが
前提だったりします。

 

実はちょっとしたコツさえつかめば、初めての方でも比較的取組やすいと考えます。
それは、最初に言いたいことの流れ=ストーリーを作ることです。
もし相手に直接説明するときに、どうやって説明するかや、
どの順番で説明すると伝わりやすいか、関心を持ってもらえるかということを考えると思います。
事業計画書もこれと同じです。
もっと平たくいうと、いくつかのパーツを作り、組み合わせるイメージです。

 

「自社はこの事業を取組みます。事業の内容はこうです。これはこんなに素晴らしいです。」
という一方的なメッセージでは、読む相手の関心や共感を得ることは難しいでしょう。

 

誰に伝えるか意識する

2点目のコツは、読む相手は誰かということを考えて書くことです。
例えば補助金の申請をするために必要な事業計画書の場合、
相手が補助金を出してもいいよ、という審査基準が必ずあります。
応募要項に記載してあることが多いのですが、例えば
・自社の課題
・新規事業の概要(これをすると自社課題の解決につながる)
・市場や競合の状況(十分に見込みのある市場と示す)
・事業の独自性、新規性、革新性 (従来のものとここが違う!)
・実現可能性 (夢物語ではない現実的な見込み)
といった具合です。
読む相手は、自社の概況や自社製品の市場のことなど知らないので
こういったものをきちんと説明する必要があるのです。

 

大きな視点と客観的視点を盛り込む

上記は難しいと感じた方もいらっしゃると思いますが、示すべき点は大きな視点と客観的な視点です。

大きな視点とは、自社製品が属する市場(しじょう)のこと、規模や定性状況
 ↓
そこでどんな問題があるのか、自社が注目している点
 ↓
困っている人がいたら、自社製品を使うとこういったことが解決しますよ
 ↓
自社製品の特長を客観的に示すこと
 機能なら評価数値とか実験データ(誰かのお墨付きとか)
 独自性、新規性、革新性の部分(競合と比較してここがすごい)
 社会的に意義がある(困まりごとを解決する)

というような流れです。
ここでは大まかな流れだけなので少し難しいかもしれません。
自社のやりたいことでぜひ考えてみていただければと思います。

 

久しぶりの投稿となりました。
いろいろ言い訳やら考えることがありますが、原点に戻って頑張りたいと思います!

日に新たに、日々に新たなり

 

 

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