経営 sun-blog  

飲食店の多業態経営

プロフィール お問い合わせ

先日ある韓国料理店に行ったところ、お店とは別に、テイクアウト専門のフランチャイズをしていました。
長引くコロナ禍で、多業態経営のお店が増えているようです。

 

複数の事業を展開

多業態とは勝手に名付けていますが、本業の飲食店のほかに、新たに違う業態の飲食店や
テイクアウト専門店を経営したりと本業プラス@の事業をするという意味です。
特に酒類の売上が大きいお店は、コロナ禍により自粛営業を余儀なくされており、
生き残りをかけて違う事業へ挑戦されるのをよくみかけます。
ーゴーストレストランのフランチャイズとして
 上記店舗は、韓国チキンで有名なお店のゴーストレストランでもありました。
ー全く異なる事業
 食の専門店として、例えば高級食パンのお店を併用しておこなっている飲食店さんがありました。
ー時間帯を変えて
 従来夜の時間だけ営業していたお店が、ランチ営業をおこなっているといった例です。
 ランチのメニューも工夫を凝らしたものがでてきています。

 

本業を活かす

もともと営業していた業態を軸に応用するのが、自分たちがやってきたことを活かすことができるため
挑戦しやすいのではないでしょうか。
面白いなと思ったのは、日本酒にこだわっている居酒屋が、銘酒をつかったスイーツを販売したり、
バーを営んでいる店主が、洋酒にあうスィーツを開発したり、
調味料にこだわっている中華料理店が、そのソースをつかったサンドイッチを販売したり、
居酒屋さんがゴーストレストランのFCとなるなど…。
もともと日本酒に詳しかったり、調理技術を活かせるなど本業を応用することが肝要です。
あまりにかけ離れたものだと、設備投資や技術習得に時間がかかりますので
本業に親和性のあるものはないか、応用できないかという視点です。

 

客層を広げられるか

 

本業を応用することで、従来は来店されなかった顧客が見込めます。
新規というと、従来のターゲット層も含めた新しく来店されるお客様ですが、
イメージは、新たな客層です。従来は40-50代のサラリーマンが中心だったお店が
食パンやスイーツ、新たなデリバリーを展開することで
例えばファミリー層や、20-30代の若い層を獲得したりする、といった具合です。
自分たちの技術や、サービス、場所でもいいかもしれません。
何か応用できないか考えてみてはいかがでしょうか。
飲食店でなくても、他の事業でもこれは当てはまります。
いろんな業界の例をみることで何かヒントがあるかもしれません。

 

日に新たに、日々に新たなり

 

 

●今日のNEW!(一日一新)
キーボードUS配列