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競合をみよう

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今日のニュースで、最新の週末映画動員ランキングが発表されました。
12週連続だった「鬼滅の刃」が2位にダウンし、
代わりに「銀魂」が1位になったと報道されました。
映画公開時には、様々なプロモーションが行われていますが
それをみていると映画市場が熱い戦いを繰り広げているのがわかります。
今日は、競合をみることの重要性についてお話ししたいと思います。

ものづくりをしている方に多いのですが、パン屋さんで例えると
「うちは発酵がウリで、このもちもち食感のパンは美味しい」
「材料にこだわっていて、北海道産の小麦粉・バターを使っています」
ということをよく目にします。
もちろん、製法や材料にこだわることは、自社の特長ですのでそれ自体はよいのです。
ただ、
競合のお店をみてますか?
近所のお店はどんな商品をどのように売っているか知っていますか?
意外と、自分のお店のことばかり考えてはいないでしょうか。
(競合に加えて、お客さんもみる必要がありますが、今日は競合について話します)

データを収集する

パン屋さん例として説明しますと、
当然自分のお店の近くにある競合のパン屋さんは認識していることでしょう。
お店で売っている商品も知っている・・・なんとなく感覚だけではないでしょうか。
 品揃え(食パン、惣菜パン、菓子パン何がメインか、アイテム数はどのくらいか)
 価格帯(いくらくらいが多い)
 大きさ
 お客さん像(どんな人が購入しているか)
 プロモーションなど。
自社と比べたことはありますか。1店ではなく、複数比較してみてください。
そこから何かが見えてきます。
ポイントは、記録すること。手書きでもパソコンでもどちらでもいいです。
文字にしてみると、見えてくることが増えます。
少し前の話ですが、野球の世界でもありましたよね、野村監督のID野球、それと同じです。

ベンチマークする

ベンチマークとは、注目すべき競合を定期的に観察することです。
理由は、変化を見ることで、競合の方針や売り方などがより深く理解できるからです。
定期的にみていくと、変化がわかるはずです。
定番品をメインにしているか、新商品の内容や発売のタイミング、どんな販促をいつしているか、など。
たとえば、平日の販売状況はどうか、クリスマスなどイベント時はどうか見てみると
自分たちの商品をどう売ればいいのか考えることができます。
いわゆる、戦略や戦術をたてることができます。食のお店の場合、味もみるとよりいいと思います。

自分なりの解をもつ

解、とは解釈とか仮説のことです。
 ーこうやったら勝てた、負けた、という法則
 ー負けた理由はこうだ、次にこれをしたら勝てるのではないか
 ーこのやり方をすれば、自店のお客さんに喜ばれる
という自店の考えをもっておくと、次に自分たちが何をすればいいか見えてきやすいのです。
例えば、クリスマス商戦を考えるときに
「昨年、競合は12月に入ってすぐ、”シュトーレン”を販売していてよく売れていたな・・・
早めに仕掛けると効果があるのではないか。フライングクリスマスと銘打って、
11月中旬から仕掛けてみよう」とか

「若い世代の主婦が多いからSNSと関連づけた販促で販売を強化しよう・・・」といった具合です。
解をもつ、これが、次の解に繋がります。

これらは、飲食や小売りなどの業態だけでなく
創業を考えている方や、フリーランス、コンサルタントの方などにも当てはまります。
中小企業診断士である自分にもいえることですが、時々、情報収集と立ち止まって考える時間は必要です。

●編集後記
緊急事態宣言を受けて、打ち合わせがオンラインに変わってきています。
4月のときより、圧倒的に変化を感じます。

●今日のNEW!
白菜の天日干し
冬ならではの楽しみです。

日にあらたに、日々に新たなり