マーケティング 経営 sun-blog  

技術者はマーケティングを取り入れよう

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最近、いくつかの企業で新商品開発をしているけど
発売や事業化に至らないことがありました。
感じたことをまとめます。

 

うちは良いものを作っている

この表現は、少し古いかもしれませんが、技術者VS営業担当者といった構図はありませんか。

 

技術者「うちの技術は素晴らしい、●●の技術をこの製品に活かしたのに何で売れないんだ!」
営業担当者「難しい技術や多すぎるスペックは必要ない。もっと売れる製品を作ってほしい」

 

という具合で、製造業においては今もこの考えが変わらない企業も多いと感じています。
せっかく良いものを作ったのに売れないそういった悩みは多いと思います。
これは、自分たちの技術や考えのみを見ているから、とはいえないでしょうか。

 

お客様を見よう!声を聞こう!

そんなことはわかっている、といわれそうですが、
関心を持ってお客様や世の中の変化をみる、感じとることが肝要です。
自社技術に絶対の自信を持つことは必要ですし、これを否定するつもりは全くありません。
これらを踏まえた上で

 

自社の技術はお客様の悩み事を解決しているか、
新たな価値になったりしているか、
少しチューニングが必要ではないか、

 

という問いかけを常にしていくことが大事だと考えます。
といってもなかなか難しいんです、これが。
私が世の中の動きを見るときに行っていることは
・主観的にみる・客観的にみる・・・違う立場で考えてみる(想像する)
・複数の情報で検討する
・関連する分野でいくつか、ニュースねたを持っておく
ことです。

 

先に、こんなのどうだろうか・・・と試作品を作ることもあるかと思います。
発売したい気持ちはやまやまでしょうが、お客様に聞いてみることも一つの案です。
既存のお客様で意見をいってくれそうな人、全然知らないお客さんだけどとにかく聞いてみる、など。
声をいくつか集めて、検討してみる、といった流れができるといいと思います。
昨年のコロナから世の中の動きがどんどん早くなってきていて
我々の生活や価値観も大きく変化しています。
自分たちの生活するときの変化している感覚が大事になってくるのではないでしょうか。

 

技術者こそマーケティングに関心を持ってほしい

製品を作る側は、自社のもっている技術や新たな開発に関心が高いと思います。
そこに少しだけマーケティングの知識があるともっと開発するときの視点が広くなると考えています。
マーケティングはカタカナや英語が多いし、難しそう・・・なんですが

 

●コンセプト・・・この製品は「誰に対して、どういった価値を、どのように提供するのか」
●マーケティングミックス・・・実際に手に取っていただくための実践的な4つの視点。
 ①製品(最終の形、数、形状など)
 ②売る場所(リアル店舗、ネット、事業者向け等)
 ③価格(いくらで売るのが最適か)
 ④販促・宣伝広告(お客様とのコミュニケーション)

 

この2つだけでも覚えておいていただいて
既存の製品や新商品を開発する際に、ちょっとこれらについて考えてみるだけで変わると思います。
自分ひとりだけでなく、社内でこれらを話し合うだけでも何か気づきが得られると思います。

 

 

日に新たに、日々に新たなり

 

 

●今日のNEW!(一日一新)
ランプシェード、レイアウト変え