フリーランス 創業 診断士 sun-blog  

逃げるは恥だが役に立つ?!

プロフィール お問い合わせ
この言葉を見てドラマのタイトルを思い浮かべた方がいると思いますが、
ドラマの話ではありません。今日はフリーランスや独立したての人に向けて
書きたいと思います。

事業を可視化する

ちょうど確定申告の時期ですので昨年の収益の内訳を整理されていると思います。
順調な方も、独立したてでまだうまく稼働してない方も
この機会に、自身の事業について、ちょっと掘り下げて客観的に整理してみてはいかがでしょうか。
理由は、事業の構造を理解できること、
また、知っていると今年の活動(力のいれどころ)が変わってくるからです。
整理するとは、可視化するイメージです。
例えば、4象限や表など使って整理します。
軸は、売上・利益・手間・時間・成長性・市場シェア・競合などを組み合わせます。
なるべく、定量的なものを使って、でも決まりはないので、
ご自身の気になるものでやってみましょう。
※4象限イメージ(軸は例として、売上X利益としています)
これは、飲食店のメニュー分析などにも応用できます。
感覚でなく、事実をつかむのによいと思います。
マーケティングの戦略フレームワークの中によく似たものがあります。
「プロダクトポートフォリオマネジメント」といいますが、
市場成長率と相対的市場占有率とで分け、事業の構成の分析を行います。
それぞれの象限ごとに
・金のなる木
・花形
・問題児
・負け犬
と名付けられています。
参考までビジネススクールのグロービスのリンクを貼ります。

意識すること

整理してみると、意外なことがわかったりするかもしれません。
大事なのは、可視化した事実をもとに、今後の自分の事業をどうしていくか考えることです。
独立したての人は特に、声がかかった仕事は、基本受けることが多いと思います。
(私も先輩から、まずは断らず受けることと教わりました)
それ自体の姿勢どうこうではなく、何年も同じことをやっていてはどうか、ということです。
例えば、受ける仕事によって、時間のかけ方を変えてみる(質は落とさないこと)とか
将来やりたい仕事は、まったくお金にならないけど、かかわりを持っていくとか。
つまり、自分の戦略とか、やりたいことと照らし合わせて
それぞれの事業(仕事)を取り組んでいくと、時間も有効に使え、
自分のやりたいことに近づいていけると思います。
イメージは、
・売上のベースとなるもの(ライスワーク)
・まだ売上利益が小さいが、成長している分野で力を入れるもの(将来の飯のたね)
・自分が将来取組みたいこと(ライフワーク)
・売上が低めだが、経験が欲しくて取り組むもの
・縮小あるいは撤退するもの
などです。
私自身、独立して1年経ったところで、必死に活動してきましたので
今すぐでなくても、今後は3年後や5年後など意識して活動していこうと考えています。
(上記は、自分に言い聞かせています。笑)

逃げるは恥だが役に立つ

タイトルはここに繋がるのですが、このドラマを見ていて、
「逃げるは恥だが役にたつ」というワードが、しっくりと腹落ちしました。
”逃げる”という言葉がネガティブな印象を与えますが、
世の中はすべて選択の連続、
その時は、”逃げる”(逃げたように見える)ことでも、将来に繋がることになる、
事業においても同じで、その先が大事だと思うようになりました。
撤退は恥や失敗じゃなくて、ひとつの戦略を選んだということ。
昨年からコロナウイルス感染症の影響により、
今までの常識が通用しなくなった中で、ゼロベースで考えていいと思います。
準備する時間ができたと思い、そこからまた練り直せばいい、
この言葉は勇気を与えてくれるように思うようになりました。
戦略の話は奥が深いので、おいおいにします。
●今日のNEW!
TOMIN FROZEN
フィロデンドロンが我が家に
日に新たに、日々に新たなり