ドンキホーテの変化
ドンキホーテが、新業態の店をオープンすると発表しました。
その記事を見て感じたことを書きたいと思います。
ターゲットを絞った業態
新たに取組むのは、「キラキラドンキ」という、Z世代をターゲットにした専門店舗です。
Z世代に人気の韓国やアジア系菓子やコスメ、スィーツやドリンクなどを取り扱うとのこと。
既に展開している、菓子・お酒・コスメなど専門化した店舗となる。
品揃えだけでなく、店舗内装、ポップからSNSでの情報発信まで
一貫したアウトプットをするのがドン・キホーテのすごいところだと思います。
ターゲットを絞るのは、特に小売業や飲食業では勇気がいると思います。
商売は常に変化するもの
ドン・キホーテといえば、所狭しと商品を並べて売っている店が特徴です。
都心だけでなく、郊外型の店舗もあり繁盛店です。
ではなぜ特化型の店を展開するのでしょうか。
その理由は、経営者が常に商売を進化させようと考えているからだと推測しています。
コロナによる生活スタイルの変化、メイン顧客が年齢を重ねており、
従来型だけでは今後対応出来なくなると考えているのではないでしょうか。
(コロナによる業績回復もあると思います。)
よく経営の三要素とは、商売(モノ)、組織(ヒト)、管理(カネ)といいますが、
どんな老舗企業でも、成長し続けるには、常に商売の部分を進化させることが重要だと思います。
商売とは、自社の商品やサービスのこと。
あのトヨタ自動車でさえ、売れている製品があるけれども新規分野へ挑戦するため
EV自動車に舵をきろうとしています。
ヒット商品があるとなかなか見直すのは勇気が入りますが、
時代の変化に合わせて見直していくべきなのでしょう。
少しずらして考えてみる
商売を進化させるとは、これまで世にない新しいものを考えたり、
まったく新しい顧客に向けたりするものではないと思います。
ゼロから新たなものへ取り組むというより、
今までやってきたことの周辺、少しずらして考えてみたり、既存のものを組み合わせてみることです。
例えば、メインのお客さまが40〜50代になっていたら、
その子どもたちをターゲットにしてみるとか、
輸入菓子が得意なら、それらをヒントにその場で食べられるスイーツを考えてみるといったように
メイン商品やターゲットから少しずらして考える、のがヒントになると思います。
自社の扱う商品や業態の他社はどうしているか、大手企業の動きも参考になると思います。
商売は常に進化させる!
日に新たに、日々に新たななり
●一日一新
BOPIS(buy online pickup in store)
ナガミヒナゲシ(ワイン畑には害となる)