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ナチュラルワインは奥が深い

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最近、日本ワインばかり飲んでいます。
その中で”ナチュラル製法”にこだわっている造り手のワインを飲む機会がありました。
ブラインドテイスティングでの試飲だったので、ある驚きがありました。
ナチュラルワインについて感じたことを書きます。

 

ナチュラルワインとはどんなワインか

お酒売場や飲食店で、ナチュラルワインを扱っているところが増えています。
世界でみてもナチュラルワインが人気となっており、世界中のぶどう畑(栽培)でみると
約27%が有機栽培のぶどうといわれてます。
(有機農法推奨のフランス公的機関の報告より)
つまり、世界中でナチュラルワインというカテゴリーが重要視されてきています。

ナチュラルワインといっても実は定義が曖昧で、日本でも明確な定義や法律がありません。
ぶどうの栽培と醸造の方法によって様々なタイプがあります。
例えば、
※化学肥料を使わない、農薬を使わないけど、 醸造時の人的コントロールは実施するもの
 (無農薬、有機農法、減農薬)
※培養酵母ではなく、野生酵母を使い、醸造時に酸化防止剤を使わない、
 極力自然の力で醸造するもの
※醸造時に酸化防止剤を使っていないもの

最近、多くの事業で持続可能なことを考えるようになっており、
ワインの造り手にとっても、環境にあったワイン造りを継続していきたいという
理由でナチュラルワインに取組む事業者が増えているといえます。

ナチュラルワイン=良いということではない

ここで冒頭のテイスティングの話に戻ります。
ブラインドで試飲でしたので、造り手、ぶどう品種、地域などわかりません。
見た目は、濃いルビー色、紫のニュアンスがありました。
見た目からイタリアやスペイン、オーストラリアなどの赤ワインをイメージしてしまいました。
香りをかいだ瞬間、「!!!」びっくりしました。
文字で表現しずらいのですが、決して良い香りではありませんでした。
化学的な、セメダインのような・・・。
次に口に含んで、またびっくり!です。鋭い酸味となんともいえない味わい。
個人的な感想ですが、正直劣化しているのではと思いました。

 

あとでワイン名や造り手が明かされるのですが、日本の山ブドウの交配品種で造られたワインです。
有名な造り手さんのもので、
レストランで、ボトルを見ながら何か美味しい料理と一緒なら美味しく味わえたかもしれません。

有名な方ですので、ぶどうの栽培や製法にこだわっているということは理解できますが
それが決して美味しいかどうかは主観でしかありません。飲むシチュエーションにもよるでしょう。

 

ナチュラルワインという響きだけで、なんか体に良さそうとか
二日酔いしなさそう、とか思いがちですし、
個人によってその印象は様々で、ナチュラルワインとは、奥が深く、難しいんだなと思いました。

販売する側の方たちには、ぜひナチュラルワインに対する自分なりの尺度を持っていただいたり
試飲して、これなら大丈夫というものをお客さんにサーブしていただきたいと思いました。

造り手のスタイルを知ること

言いたいことは、いろんなタイプのワインがあるけど
飲むときは、造り手の意図を想像しながら楽しみたいということです。

 

お酒の中でもワインは水を一滴も使わずワインに含まれる果汁だけで造っているため
ぶどう自体の味わいが大きく影響します。
ぶどうの品種による特性、地域の気候や土壌、畑の環境(川や斜面や風など)
様々な要素が絡み合い個性となっています。
ワインの造り手は、これらの個性を最大限に活かす醸造を考えています。
できるだけ自然にこだわりたい人もいます。

ある程度、ブドウ品種や地域の知識があるならば
飲んでいるワインの味はどういう意図で造られているか想像したり
テイスティングノートをみたりすると、より楽しめるのではないでしょうか。
もちろん、「このぶどうの、この味が好き」でもいいと思います。
そこから造り手の想いを知れば、もっと楽しめるはずです。

 

感想みたいな回になりましたが、
日本ワインの奥深さを知った出来事でした。

 

 

日に新たに、日々に新たなり

 

 

●一日一新
とちおとめ
安曇野シャルドネ