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日本ワインは面白いーぶどう編「アルバリーニョ」

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最近飲んだ日本ワインの中で、とても気になるものがあります。
「アルバリーニョ」というぶどう品種のワインです。
日本ではまだあまり知られていませんが、世界的には人気のスタイルのワインです。

アルバリーニョとは

アルバリーニョは、ヨーロッパ、イベリア半島北西部、スペインとポルトガルで
栽培されている白ワイン用ぶどう品種です。これら地域の”地ぶどう”です。
スペイン、「リアス・バイシャス」地域では白ぶどうの約90%がこのアルバリーニョを占め、
高品質なワインを算出しています。
ポルトガルでは、微発泡ワインとして有名な「ヴィーニョ・ヴェルデ」に使われています。
これは夏にピッタリな爽やかなワインなので、飲んだことがある人も多いと思います。

香りが豊かなアロマティックなぶどうで、
レモン、グレープフルーツといった柑橘系、桃、メロンといったフルーツの香りと
なんともいえないミネラル、塩っぽい香りがします。
(ここらへんは、ワインテイスティングを知る人にはわかるはず)
産地が海の近くということで、別名海のワインといわれています。
世界でみると栽培量は多くありませんが、知る人ぞ知る白ワイン品種です。

アルバリーニョの魅力

魅力は、華やかな香りと味わいです。
いわゆるアロマ系ぶどうなので、香りがしっかりとしていて
飲んでいて癒される気がします。
日本では、新潟、山形、大分県のワイナリーで生産されています。
もちろん海の近くです。
最初に取組んだのは、新潟県にあるカーブドッチさんです。
新潟市街地の南西部にある数件の生産者からなる新潟ワインコーストで
アルバリーニョの栽培に力を入れているとのこと。
先日、カーブドッチさんのアルバリーニョを飲んだのですが、
本当に美味しくて、フレッシュでクリーンなんだけど味わいが複雑でした。
アルバリーニョは、小粒ながら皮が厚めの品種で、
産地は、雨が多い地域ですが、皮が厚いため病気になりにくく根付いたようです。
日本も雨が多い気候ですが、新潟は水はけのよい砂地であったりして
アルバリーニョが育ちやすい気候、環境であったと思います。

アルバリーニョの楽しみ方

海のワインといわれるくらいなので、海の幸と相性が良いです。
ワインの味わいである、フレッシュな酸と塩味を料理と合わせます。
レモンや塩をつかうような料理をイメージするといいと思います。
タコのカルパッチョとか海老やイカのフリットなんていいと思います。
和食では天ぷらを塩でいただき、このワインを合わせると、想像するだけでたまりません。
昔田崎真也さんが言われていましたが、酸がしっかりしているので、
レモンの代わりにこのワインを合わせる、と。

魚の塩焼きにもあうでしょう。

ワイナリーによっては、樽をつかったりふくよかな味わいにしているところもあるので
焼いたり、ソースを使ったりしっかりした味付けの料理、
和洋中エスニックにも合わせやすいかと思います。

ワインの値段は決して安くはないのですが普段の食事にも合わせやすいと思います。

日本ワインの幅を感じた品種でした。しばらくアルバリーニョを飲み比べしようと思います。

 

日に新たに、日々に新たなり

 

 

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