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創業1年目の確定申告(反省点)

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1年目を終えて、確定申告の時期を迎えました。
会計ソフトを使って日頃から記録していたのですが、実際はわからないところがありながら
そのままにしていたので、反省点ばかり・・・。恥ずかしながら、課題を整理してみました。
同じく創業間もない、自分で確定申告をする個人事業主の方へ参考になればと思います。
ただし、私は税理士ではないので、個人の感想であることをお含みおきください。
自分でやらない人は関係ないので、スキップしてください。

大きな枠を知っておく

普段から、いろいろな企業の財務諸表は見ているのですが、
個人事業主としての自分の財務は、後手後手でした。
まずは、大きな枠を知っておくと、頭の整理になると思います。
損益計算書では
・売上ー原価=売上総利益(粗利)
・売上総利益(粗利)ー販売管理費=営業利益
となりますが、
青色申告では
①収入・・・事業等で得た”売上”や収入
②収益・・・収入から、源泉徴収や経費を差し引いたもの
③所得から保険料や医療費など控除
という流れになります。
①を日頃から確認したり、トレースをしていると、確定申告は楽にできるなと思いました。
申告Bを前に、青色申告決算書を作成します。(①と経費計上の部分)
収入は仕分けします。
・事業で得た収入
・不動産
・利子
・配当
・給与
などにわかれますが、手元に届いた源泉徴収の支払調書などの書類をちゃんと確認しましょう。
業務委託だったり、給与となっていたりします。
企業によって異なるので、きちんと仕分けをします。同じ収入でも記載する場所が異なるためです。
恥ずかしながら、私はこの認識が抜けていました。

売上は原則、”発生主義”である

会社員のころは、当たり前で行っていたのに、私はこの発想を忘れていました。
業務委託契約だと特に、実際に業務をした月と、支払される月(口座に振り込まれる月)が
異なります。ある会計ソフトを使っていたのですが、口座に振り込みがあった月の額を
収入に計上していました。
原則論ではノーです。実際に業務を行った月に売上(収入)を計上します。
これの整理をするには何がいいかーそれは毎月の請求書をきちんと記録しておくことです。
請求書がない場合(最初に契約の中に記載してある場合など)は、都度確認して記録します。
毎月の売上を意識する、個々の契約はどうなっているのか、ここをおさえる必要があります。
私は忙しくなって、けっこうここを曖昧なままにしていました。
会社員は毎月決まった額が入金されるので、ここの意識が一番大事かと思います。
また、よく”資金繰り”といいますが、多くの企業さんで
売上の計上月と入金や支払時期のずれにより、手元資金がショートしたりするので
売上の計上は大事だなと、猛省!しました。

経費の整理

今年からは、毎月でいいと思いますが、日を決めてトレースしようと思います。
支出したものは都度記載していましたが、自分が理解していなかったものとしては
・自宅を使った業務した家賃や水道光熱費
・携帯電話やネットなどの使用料
・パソコン購入(減価償却とする)
です。
家賃や水道光熱費は、自宅でどのくらい業務をしたかを、ちゃんと根拠をもって按分します。
携帯電話やネットも同様です。これは自分でこう考えたから、この按分です、といえるといいでしょう。
(もちろん常識の範囲で・・)
個人事業主でありがちなのは、個人の支払と業務上の支払を区分するのが難しいといいますが
最初に、
・経費に計上するものは何か知っておく
・毎月の支払を記録する
・業務比率を試算する。按分して、経費計上する
というステップでやってしまえば2年後からは、楽になると思います。
ということで、反省点をまとめますと
・売上の計上は、実施月。毎月の請求書や契約を確認する。
・定期的に経費の計算をする、根拠を決めて計上する。
この2点を押さえれば、あとはスムーズに進むと思います。
もちろん、税理士の方へ依頼して時間を節約、お金で解決でもいいと思います。
ここは個人の考え方次第で・・・私はまず自分でやってみようと・・・。
自分の恥ずかしい話ですが、創業間もない方へお役にたつと嬉しいです。
今回、青色申告会の方にアドバイスをいただき感謝しています。
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