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補助金申請の急がば回れ

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今年も多くの補助金や助成事業が予定されています。
なんといっても目玉は、「事業再構築補助金」ですね。
3月の公募開始を予定、とあるので問い合わせが多いです。
今回は、個々の補助金の内容ではなく、補助金申請時のお作法やコツについて
お話ししたいと思います。

 

応募要項は”ルールブック”

一番大事なことは、応募要項をきちんと読むことです。
たいていの補助金の要項は何十ページもあって、しかも難しい日本語に感じて
ついつい敬遠してしまうと思います。
ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金などの有名な補助金ですと、
ネットで検索すれば、かみ砕いてまとめているサイトが多くみられます。
また、サポートしてくれる企業が無料で説明会など実施したりしています。
これらの手段を使って概要をつかむのはいいのですが、申請書を提出する前に
最低1回は、きちんと読みましょう。
なぜなら、要項はルールブックだからです。
例えば、審査基準、事業で評価する点はどこか、といったことです。
逆をいうと、審査のポイントをおさえた申請書にすれば、採択されやすいということです。
応募要項には、それが記載されてあります。
応募する側も審査する側もこのルールブックにもとづいて事業を行いましょうというものです。

 

自社のことを説明する

補助金申請の際に、自分の事業について何を書いていいかわからないと、質問を受けます。
応募要項には、こんなこと書いてね、と記載があるのですが
具体的にどう記載していいかわかりにくいと思います。

 

・自社の概要、沿革
・店舗がある場合は、どんな店舗か
・主要事業(製品、商品、サービス)は何か
・売上(主要製品、事業など)構成比、推移など
・経営状況について
・自社の強み、弱み
・課題(ここが、申請するところに繋がるようにしたい)、等

適宜、写真などいれたりして、小中学生が読んでもわかるように記載します。
理由は、審査する人は、ほとんど自社のことや業界を知らない人だということです。
ダラダラと書くのではなく、しっかりポイントを押さえて書くことが
読み手が理解しやすくなるといえるのです。

 

取組みが、課題解決につながること

取組む事業について記載する場合は、前段で述べる”経営課題”の解決につながることがポイントです。
あくまで目線は、課題解決やどんな事業なのか、であること。
ー自分たちの強みやもともと持っている資源を活かしつつ、
ー自社の課題を解決するために
ー新たな取組みをするんです
という流れがあること。補助ありき・・・のモノベースで記載すると、説得力がありません。

 

あくまで原則の話をしています。
それぞれの補助金によっては、いわゆる採択率を上げるコツはあるとは思いますが・・・。

 

 

とにかく、野球でもサッカーでもルールは大事ですよね。
時間はかかりますが、ルールブックである応募要項を読みましょう。

 

 

 

●今日のNEW!
梅とろろうどん

 

 

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