ノンアルコール市場に注目!
コカ・コーラ社がノンアルコール商品を発売すると発表しました。
大手酒類メーカーもいろいろな酒類の商品を発売します。
最近話題なっているノンアルコール市場に注目してみます。
これまでのノンアルコール市場
昭和の時代のノンアルコールといえば、宝酒造「バービカン」ではないでしょうか。
子どものころ見た記憶があります。
ここ数年前まで、ノンアルコールといえば、ほぼビールテイストが主だったと思います。
大手ビールメーカーが、ビールの代替品として発売しており
10年前くらいから、味をビールにより近づけたり、女性にターゲットを広げ、
糖質やカロリーゼロといった健康軸の商品を発売したりビールテイスト市場が活気づいていました。
飲む側の消費者は、ビールなどお酒が飲めない日の代わりに、とか
休肝日にアルコールに似たモノが欲しくて飲むものとして利用していたのではないでしょうか。
コロナになってからの変化
コロナになってから、おうち時間が増えたこと、外食の機会が減ったりしたことで
自宅で飲むことが多くなったと思います。
自分のペースでゆっくり飲む、家族と一緒に飲むといったスタイルが定着したことが
ノンアルコール飲料の拡大に関係しています。
外で飲むみたいに飲んでいたら酔っぱらってしまいますね・・・。
そういえばビールメーカーが夜自宅でくつろぎながら過ごしたいというニーズにあわせて
微アルコールという商品を発売していますが、これも生活者のスタイルの変化によるものでしょう。
以前はビールテイストがメインでしたが、
缶チューハイやワイン、日本酒のノンアルコール商品に広がっており、
消費者のニーズに合わせて多様な商品が発売されたことでノンアルコール市場は拡大しています。
飲食店でもオリジナルカクテルなどノンアルコール商品を提供するようになりました。
我々消費者はいろんな選択肢が増え嬉しいですね。
消費者の変化を捉える
実施に調査会社のインテージ社のデータでは、2021年のノンアルコール市場は805億円となり、
前年比16%増とのことです。大きく拡大しています。
成長の背景には、前出のコロナによる生活スタイルの変化だけでなく
若い世代の人たちがアルコールを飲まなくなっていることも影響しているでしょう。
コロナによる環境の変化、昨今のSDGsの意識の高まりから
毎日のくらしを自分らしく前向きに過ごしたい、消費するなら環境にやさしいものがいい、といった
マインドの変化があることがわかります。
こういった変化は、ノンアルコールに限らず他の消費にも当てはまると思います。
BtoCの事業をされている企業は、この変化への対応が求めらると思います。
個人的にノンアルコールに注目しています。
コカ社の「よわない檸檬堂」は発売されたら飲んでみたいと思います。
飲料メーカーは果汁の扱いがうまそうなので楽しみです。
日に新たなに、日々に新たなり
●一日一新
ソバ―キュリアス
※「sobar(しらふ)」&「curious(好奇心)」を組み合わせた造語。
発案者はイギリス出身ジャーナリストのルビー・ウォリントン氏