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注目!日本ワインとは(2)

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以前、日本でも美味しいワインが造られていることをお話ししましたが
個人的に、日本ワイン推しなので、続編を書きたいと思います。
日本ワインの全体の話からします。

1回目 注目!日本ワインとは
https://sun-consulting.net/japanesewine/

日本のワイン市場の4%

日本のワイン市場は、海外から輸入される「輸入ワイン」と、
国内で製造される「国内製造ワイン」の2種類があります。
比率は輸入:国内製造でだいたい7:3です。
国内製造ワインの中に、「日本ワイン」は含まれますが、国内のワイン市場の約4%を「日本ワイン」が占めています。
まだその規模は小さいといえるでしょう。
※日本ワインとは:日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で醸造されたワインのことです。

ワイン市場全体の歴史を振りかえります。
日本でワイン造りが始まったのは、今から約140年前の明治時代です。
日本では、日本酒がメインで消費されていましたので、国内で市場が成長してきたのは戦後、
動きがでてきたのは1964年の東京オリンピック以降です。

※メルシャン資料より抜粋

国内で大きく消費が伸びたのは、1997年の赤ワインブーム以降でしょう。
某テレビ番組で「赤ワインに含まれるポリフェノールが健康にいい」(いわゆる、フレンチパラドックス)
と紹介され
一大ブームとなりました。
2000年代半ばからは、低価格ワインブーム→チリワインブーム、そして最近は
家飲み、ワインバルブームと徐々に、カジュアルな飲食店や自宅でも浸透しています。
それでも、国内ワイン消費は、国内全酒類市場に占める構成比は約4%と非常に少ないのです。
その中で、日本ワインは4%・・・。まだまだ成長の余地があるのです。

ワインの造り手

日本のワインメーカーは、2018年3月現在で303場あります。
製造量でみると、メルシャンやサントリーなど大手5社が約70%前後を占めているといわれています。
つまり残りの25%に、290場以上がひしめき合う状況です。
大手を除くと、独自のグルーピングですが
・創業が古く、地域に影響力のある老舗系、
・地域密着ファミリー系、
・新規参入組(老舗、異業種)
にざっくりわかれると思います。
2000年以降、新規参入が増えており、この方たちが新しい取組みをしてきたことで
大手や老舗にも影響を及ぼし、日本ワインに注目が集まるようになりました。

新規参入が熱い

ここ10年くらいは、異業種からの参入の事業者が話題となっています。
山梨勝沼のMGVsワイナリーはもともと半導体を製造していた会社、
富山氷見のセイズファームのオーナーはは漁業をされていたり、
他にもサラリーマンからの参入とか、
違う経験や目線からのぶどう栽培やワイン造りが、
日本ワインの新たな成長の糧になっていると思います。

 経験 X 先入観なし=化学反応

これからも注目していきます。

メルシャンさんが日本ワインのドネーションキャンペーンをします。
飲むきっかけになれば・・・
https://www.kirin.co.jp/company/news/2019/0205_03.html

※ただし、適正飲酒です!

※参考 日本ソムリエ協会ホームページ、メルシャン発表資料

 

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日に新たに、日々に新たなり