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経営者が効率化を図るとは

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コロナになって、働き方に変化がみられますが、その一つに業務効率化があります。
これについて、先日ある事業主の方と話をする機会がありました。

 

経営者が優先したいことは何か

その方は、ある専門サービスをおこなっていて、基本的に事業の主な部分はおひとりでされています。
お客様対応から、サービス、経理処理など、その業務は多く大変です。
こういった経営者の方は多いのではないでしょうか。
考えていただきたいのは、売上に繋がること、自分でしかできないこと、
経営者でなければできないことは何かということです。
言い換えれば、全部自分でやろうとするのではなく、
他の人に任せそうな業務は任せてしまってはどうか、ということです。

業務を見直す際に便利な考え方(フレームワーク)があります。
それが「ECRS(イクリス)の4原則」です。

ECRS(イクリス)の意味

 排除(Eliminate)なくせないか:業務をなくすことができないか?
 結合(Combine)いっしょにできないか:業務を1つにまとめられないか?
 交換(Rearrange)じゅんばんを変えれないか:業務の順序や場所など入れ替え、効率が向上しないか?
 簡素化(Simplify)かんそかできないか:業務をより単純にできないか?

4つの言葉の頭文字をとって「ないじゅか」といいます。
「ないじゅか」のほうが覚えやすいですね。
これは、製造業における効果的な業務改善の手法として考えられたものです。
さまざまな業務の改善に広く用いられています。

今やっている業務のうち、
ーなくせないか、一緒にできないか、順番を変えれないか、簡素化できないかー
考えてみてください。

何に一番時間をとられていますか、それは本来売上に繋がる活動でしょうか。
例えば、お客様の予約の受付、日程調整など、LINEでやりとりする方も多いと思います。
便利である一方、四六時中メールが飛んできます。
予約の受付や変更、やりとりを一緒にできるものがないか。
日々の売上が現金でのやりとりの場合、常に領収書を発行して、売上を入力して・・・
煩雑です。これをなくして、簡素化できないか。

という具合に考えていくとよいと思います。
それにより費用が発生する場合もあるかもしれませんが、
経営者として何を優先すべきかという点で考えてみましょう。

費用はかかりますが、空いた時間で本来すべきことを実施する。
それが次の売上に繋がるのであればいいと思います。

 

料理や家事をするのと同じ

なんとかの原則といってカタカナがでてくると急に難しく感じるかたもいるかもしれません。
案外、普段の生活の中で自然と「ないじゅか」をされているのではないでしょうか。
例えば、料理です。
仕事を終え急いで家に帰ってきて晩御飯を準備する。様々な工夫をしていませんか。
例えば、時短料理や総菜の活用など調理を簡素化したり、工程を少なくしたりしていますよね。
便利な調理家電を使ったり、総菜を購入したりするのと同じです。
このノリで、本来の業務に時間をさけるよう考えてみるといいと思います。

 

日に新たに、日々に新たなり

 

●一日一新
スキルマトリクス
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