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代替品の広がりと変化

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ハンバーガーが食べたくなりハンバーガーチェーン店へいったときのこと。
ミートパティではなく、大豆ミートパティのハンバーガーがあり試してみました。
見た目も味もお肉と変わりなく、とてもおいしくてびっくりしました。
あるアメリカのハンバーガーチェーン店のものでしたが、
それ以来大豆ミートのハンバーガーがお気に入りになりました。
もう肉の代替品ではないと思いました。

 

代替品が代替でなくなってきている

 

代替品とは、経営学的にいうと、同じニーズを満たすことができる既存品以外のものを指します。
例えば、固定電話が携帯電話、ビールが第三のビール、鉛筆&消しゴムが消せるボールペンなどです。
食品の代替品といえば、昔から「カニカマ(風味かまぼこ)」が有名ですが、
最近では大豆ミート、ノンアルコール飲料、アーモンドミルクなど多岐にわたっています。
広がっている背景としては、健康志向の高まりがあげられます。
コロナ禍になって、より健康に対して生活者は敏感になり、一気に広まったといえるでしょう。

 

また、昨今SDGsを意識した行動が増えています。同じ消費するなら、地球環境にやさしいものがいい、
そういった意識が広まっています。これも代替品市場の広がりを後押ししているでしょう。
「むしろ、これがいい!」という消費が広がっているのではないでしょうか。
最近では、企業側が研究を重ね、発芽大豆を使ったり、肉以外のものを開発したりとより進化しているようです。
冒頭のハンバーガーの例ですが、そこのチェーンでは、私はいつも大豆ミートのものを食べるようになりました。

 

三方よしだから広まった?!

単に、お肉の代わりに大豆を使いました、というだけでは市場はここまで広がっていなかったでしょう。

生活者にとっては、
 ・価格がリーズナブルな一面がある
 ・アレルギーや宗教上など食べられないことへの対応が可能
 ・ローカロリー、脂質が低かったりと健康的
 ・ライフスタイルに共感
企業にとっては
 ・新たな商品で販路拡大
 ・新たな顧客
 ・地球環境に配慮した姿勢は共感を得やすい
社会(市場)にとっては
 ・環境にやさしい
 ・持続可能な社会について関心が高まる
といったことがあげられるでしょう。

 

これはまさに「三方よし」の考え方ではないですか。
単なる流行りとは異なり、どんどん進化していくのではないでしょうか。

 

美味しくて安全なことが大前提

これは当たり前のことですが、食べるものですから
「美味しいこと」「安心して食べられること」が大前提です。

例えば、ノンアルコールビールは随分と進化して
今ではとても美味しくなったと思います。(かなり主観ですが・・)
我慢するではなく、これでいいと選ばれる品質や味は企業努力のおかげだと思います。
最近では植物性のものはお肉だけでなく、シーフードにも広がっていたり、
これからも注目していきたいと思います。

 

日に新たに、日々に新たなり

 

 

●一日一新
Dukkah
令和の虎