ひとりごと 経営 sun-blog  

心を動かすプレゼンテーション

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先日、ある選考会に参加して、いろんなプレゼンテーションを見る機会がありました。
ココロを動かされるプレゼンテーションに触れました。そのことについて書きたいと思います。

相手の課題解決になっている

選考会は、ある事業の運営者を選ぶもので、4者のプレゼンテーションをみました。
事前に書類審査があり、だいたい2者ほどに目星を付けていました。
参加者ではなく、客観的に他人のプレゼンテーションを見る機会はほとんどないため、
非常に興味深いものになりました。
結論からいうと、書類ではいまいち期待していなかった方のプレゼンテーションが
一番良かったのです。
なぜでしょうか。
私だけでなかくその場にいらした方も全員同様の意見でした。
それは、相手の課題解決をするための提案だったから、です。
問題意識をくすぐるというか、
単に運営を任せたいわけではないと考えている相手の心理をよく読んでいました。
応募する前にしっかり、リサーチしていたのだと推測します。
他の方はというと、
・長年の実績(信頼)
・こんなメンバーが、たくさんいます(体制)
・うちはこれで考えています(明確な方向性)
もちろん、運営を行うのにこれらは、重要な要素です。
ただ、今回の受け手の求めることとは優先度が異なっていたと思います。

話の流れを考える 

これは、プレゼンテーションや提案のときの王道ですが、
やはりストーリーを組み立てることは重要です。
よく提案などは「PREP(プレップ)」で、といったりします。
 ・P:ポイント(要点、結論)
 ・R:理由
 ・E:具体例
 ・P:ポイント(結論)
このフレームは、提案書や事業計画書など様々なものに応用できるので便利です。
今回は、ちょっとだけアレンジされていて、
「ここが課題だと思っています!」
「そのためにこれを提案します。」
「提案内容はこうです。」
「こんな効果が期待できます。(課題が解決します)」
といった流れでした。
最初の課題定義で一気に引き込まれました。
相手のことを考えた話の流れを作ること、大事だなと感じました。

表情や声もプラス要素

プレゼンテーションのノウハウ本には、必ず表情や声も大事だと書いてあります。
そうなんです、そうなんですが、なかなか実行するのが難しい。
誰しも、スティーブ・ジョブズや孫正義さんにはなれません。
今回、一番良かった方は、一人だけ
”最初に名前を名乗っていました”
びっくりしたんですが、当たり前のことが、他の方はできていないんです。
普通はまず名前をいって、挨拶から始める。
自分を少し開示して、相手との距離を縮める。
王道なんですが、緊張からか意外と難しいと思いました。
そういった誠実さ、問題定義の話し方から
相手への想いが伝わったのでしょうか。
名前を名乗る、挨拶する、当たり前のことが大事だと感じた次第です。
日に新たなに、日々に新たなり
●一日一新
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