Z世代から知る購買動向の変化
以前のブログで、「情報は自分から取りに行く」ことについてお話しましたが
ある新聞の記事を見て、Z世代の情報の取り方が新しいと知りました。
”買い物の仕方について”、ではありますが、Z世代は自ら検索するのではなく
SNSのお薦め待ちということで、情報発信の仕方は、ターゲットによって
進化していかなければならないと感じました。
Z世代の買い方
Z世代(1990年代後半~2000年代序盤生まれ)は、
ソーシャルメディアに慣れ親しんでいる世代と言われます。
SNSを使ってコミュニケーションをとることが日常となっています。
したがって、日ごろからインスタグラムなどSNSから、
タイムラインに流れてくる情報をみています。この世代は、自分らしさや経験を大事にしており、
流行っているからというだけで飛びついて購入とはならないようです。
自分が好きなインフルエンサーからのオシや気になるものの中から欲しいものを購入する、
マスで示される受動的な情報ではないところや、
自分から検索しにいく情報ではないところが新しいと感じました。
購買プロセスは同じ
SNSの広告は、さりげなく掲示されるとのことで、
普段見ているものと親和性の高い内容が示されるため、
”気づかない”レベルだといいます。Amazonなどのネット通販のサイトに表示されるオススメとも違う、
他の人の投稿のように見えるさりげなさが特徴ということでしょう。
情報は自分で選ぶところは同じだけど
いいね!の多い投稿や、見た目が美しいなどの投稿から選んで買っているということがわかりました。
けれども自ら検索するのも、偶然見つけてクリックするのも、
店頭でも最初の入口(きっかけ)が多様化しているだけで、購入にいたるまでの流れは同じです。
興味をもつ部分を、Z世代はSNSで目にしたものから深掘りしているのです。
見せ方を工夫する必要がある
記事によると、企業側も発信のしかたを工夫する必要がありそうです。
従来のような企業からのマス的な発信や広告ではなく、
SNSなどで共感を得るような内容にしたり、あたかも体感しているような、
これならやってみたいという見せ方(食べ物ならシズる)に変えていく必要があるでしょう。
Z世代に限ったことではなく、30代くらいの世代も同様で、共感がポイントになると思います。
例えばスーパーマーケットやドラッグストアのチラシはこれらの世代は関心が低く、見ない。
一方で、お店のインスタグラムはチェックして、おいしそうなスイーツやデリは購入する。
消費者の購買行動や心理はより細分化しています。
まずはインスタグラムなどで情報収集ですね。
日に新たに、日々に新たなり
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