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チラシはなくならない?媒体

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コロナ禍になり、3密を避けるために、多くの食品スーパーが新聞の折り込みチラシを自粛しました。
1年以上たち、今のチラシはどうなっているのでしょうか。

チラシ需要の変化

ここ最近、ポストに多く入っているチラシは
 飲食店のチラシ(個店やチェーン店)、デリバリーサービスなど食関連
 24時間ワークアウト、ヨガなどの健康関連
 学習塾、英会話教室(オンラインも含む)など教育関連
が多いのではないでしょうか。
中には、巣ごもり需要で自宅のインテリアなど整理した人向けに、買取のチラシもみられます。
一方で、スーパーマーケットのチラシ、これは主に新聞折り込みですが、は全体では減少のまま。
店舗での3密を避けるためこれは致し方ないのだと思います。
私たちの暮らしの変化と同様にチラシの種類も変化しています。

 

デジタルと併用

 

近所のスーパーやドラッグストアでは、LINEやアプリを使ったデジタルチラシの展開をしています。
新聞を購読していなくても、チラシを見ることができるので大変便利です。
世の中では「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とよく言われていますが
流通業界にもDXの流れが来ているのか、クーポン券やメーカーの販促も
デジタルが中心になっているように感じています。
また、ちらしにQRコードを記載して、紙媒体からwebに誘導する併用型も増えています。
高齢者は、スマホやネットなど使いなれていない方も多いためチラシ中心、
一方で、若い世代にはデジタルのほうが響きますので、広く告知するという点では
併用パターンが多いのでしょう。
実際、スーパーのチラシは、値段ばかり細かく書いてあって、あまり見る気がしないのですが
ネット情報だと必要なものだけ選べるので便利だなと思います。
チラシで存在をしってもらい(まずちらっとでも見てもらうもの)、
ネットに誘導のパターンは必要になってきていると感じます。

 

それでもなくならない?!チラシ販促

 

流通側も、世代によってアプローチを変えてきているなと思うのが
あるドラックストアで買い物した後、レジで翌週のチラシ&クーポン券を渡されます。
私自身は、その紙をすぐ捨ててしまうのですが、
あるとき、紙チラシだけの特典が付与されていることに気づきました。
通常、アプリでポイントや割引クーポンを使っているのですが、
アプリにはない割引がありました。世代によっては、こっちのほうがハマるのでしょう。
スーパーのチラシもおそらくなくならないと思います。
50代以上の世代は、チラシを見て購買する方が一定数います。
価格重視、日常定番品重視派の方。流通側としては見過ごせないですよね。
でも言いたい。チラシの見せ方を変えて欲しいです。
特売価格が並んだチラシ…。面白くありません!ワクワクしないです。
暮らし方が変わった時期だからこそ、生活者の暮らしに寄り添うような内容にして欲しいなと思います。
正解はないのですが、頑張って働いて、子育てしている世代には、
食のご褒美的なもの(シズルもの)とか。季節感を感じてもらうものとか
食のプロとしても知見を活かしていただきたいです。
また地域の情報を載せたり、今ならワクチン情報とかもいいかもしれません。
1+1=2的な正解のチラシはないと思います。
なくならない媒体だけに、変化のときかもしれません。
日に新たに、日々に新たなり。

 

 

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