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今こそ緊急時の対応を考えるチャンス!

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12月下旬から急速にコロナの新規感染者数が増加しています。
人々の活動が制限されることで売上に影響が出始めています。
こちらの対応は急務ですがもう一つ考えなくてはならないのは、
事業を継続するための備えを考えておくことです。

今こそBCPをつくるチャンス

いきなり聞きなれない言葉ですが、BCPとは事業継続計画のことで
英語ではBusiness Continuity Planといいます。
この頭文字をとってBCPと言います。
災害や感染症などの非常時に自社お事業を継続するために
あらかじめその対応を決めておくことです。
よく家族で緊急時の集合場所や安否確認の方法を決めますがこれの会社版だといえます。
作成する目的は
* 従業員や家族の安全
* 事業の早期復旧
* 事業の継続
です。
年が明けてオミクロン株が広がってきておりますが、こういったリスクに対応するためには
事が起こってから動くのではなく、予め考えておくことが必要となります。
ですのでタイトルの通り、オミクロンへの対応を考えるこのタイミングは
BCPを作る良い機会といえるでしょう。

コロナ禍に対処していく策を考えておく

BCPを作るうえでは、2つの点を考慮します。
一つは地震や洪水などのリスクに対応する「災害型」
もう一つは、感染症に備える「感染症型」です。
今回は2つめの「感染症型」についてポイントをお話したいと思います。
感染症型の特徴としては、
*人へ被害を及ぼす
*長期間
*広範囲に影響
ことがあげられます。

ポイントは3つ

感染症へのリスク対応を考える上でのポイントは3つです。
①ヒトを守る(策を決める)
②緊急時の対応を決める
③代替案を考える
①人を守るとは、従業員や家族が感染しないように
会社としてできることを決めておこうというものです。
具体的には、
 ・感染しない・させない行動指針(通勤の仕方、営業活動、出張など)
 ・環境づくりを決める(設備、消毒方法、会社として衛生用品など準備するなど)
 ・平時・緊急事態宣言発動時の行動指針
  ー優先する事業を決める(緊急時、事業を継続するために何をおこなうか)
 
②緊急事態宣言発動時に事業を継続するためにどうするか
あるいは従業員への指示事項をきめておく(感染者、濃厚接触者)
また、事業を継続するためには、要員の確保がカギになります。
誰かが感染してしまって、その代わりの対応ができる人がいなかった場合
事業が止まってしまいます。
緊急時のシフトを組む、あるいは複数の仕入れルートを確保するなどしておくことが必要となります。
これが③の代替案を考えることとなります。
なかなか、BCPについて限られた文字数で説明するのは難しいのですが
・従業員が感染しない環境をどうつくるか、どう行動するか
・従業員が感染したとき、事業を続けるためにはどうするか
・仕入れ先が感染症拡大で確保できない場合どうするか
このくらいをまずはざっくりでいいので考えてみてはいかがでしょうか。
このタイミングだからこそしっかり考えることができると思います。
参考:
中小企業庁 BCP策定運用指針
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