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銀座のすき焼き屋さんから学ぶお客様の満足度を上げるコツ

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友人と銀座にある”すき焼き屋”さんへランチに行きました。
お肉も卵も〆のおうどんも全部美味しくて、身も心も大満足でした。
すき焼き屋さんで気づいたお客様の満足度を上げるコツをお話ししたいと思います。

シズル感を演出する


すき焼き屋さんでは、ランチセットをお願いしたのですが、
すき焼きの前に、「炙り鯖寿司」がでてきました。
関西ではよく食べる鯖寿司ですが、目の前で従業員の方が
「こちらで炙らせていただきますー」と、
バーナーでじゅうじゅうと炙りはじめました。

じゅうじゅうという音
香ばしい香り
焼き目のついた美味しそうな鯖寿司

鯖寿司自体を炙る(といっても、軽くですが)意外性もありますが
聴覚・嗅覚・視覚を刺激され、”おお!炙るんですねー”と盛り上がり、
とても美味しくいただけました。(温かくてうれしい)
また、「最初のお肉だけ私が焼かせていただきます」、と言って
お肉を焼いてくれるのですが、説明をしながらゆっくり焼いてくれて、
お肉の色の変化や、割り下のからむ音や香りで、期待感MAXです!
たぶん、焼き方を教えてくれる意味で丁寧に焼いているのですが
音やビジュアルも楽しませてくれました。
つまり、これらが”シズる感”です。見事な演出でした。
特に女性にいえることですが、共感することがコツなんです。
自分も体感したような気にさせる(自分ごとにする)ことだと思います。
平たくいうと、”五感”を刺激するということになりますが
令和風では、シズることが、特に女性に受けるポイントです。


1on1のおもてなし

コロナ対策でもありますが、ひとりひとりに小分けしたり、取り箸を
用意してありました。そこにもさり気ない演出があり、
多くの飲食店では小分けにしていると思いますが、
ひとりひとりのお肉がふたをしてある、重箱で出てくるんです。
まぁ、銀座ですから当たり前かもしれませんが、
蓋をあける時のワクワク感がたまりません、
一緒にいった友人も「おお!お肉やー」と大喜びでした。
この「1on1(ワン オン ワン)=1対1」のおもてなしが
ポイントです。言い換えると”私だけ”というサービスをすることでしょうか。

お客さんのペースを尊重

従業員の方がでてきたお料理を説明をしようとしていたけれど、
私の座っている位置では気づかず、久しぶりに会った友人と
お年賀交換をして盛り上がっていました。
従業員の方は、ニコニコしながら話終わるのを待ってくれたようで
私は、待っていらっしゃることに後で気づきました。
その心遣いが嬉しいと思いましたし、

「楽しそうにお話しだったので」といってくれて、全員が笑い
一気に従業員の方との
距離が縮まりました。
また、料理が終わったあとにでてくるお茶の出し方も気配りがあり、
お腹がいっぱい過ぎてすぐに動けないであろう私たちに
「お茶のお替わりはいつでもいってくださいね」と
暖かい言葉をかけてくれました。

以上の3つが、身も心も大満足な、すき焼き屋さんのお話でした。
これらは、お店で何をだすかとか、客単価とか関係なく取り入れられることだと
思います。参考にしてみてください。

●編集後記
今年の箱根駅伝は、大波乱でした。
皆さんの一生懸命に走る姿に胸が熱くなりましたが
感じたことがたくさんありましたので、後日記したいと思います。

●今日のNEW!
近所のスーパーで今年最初のお買い物。松前漬けのもとを購入しました。
ときどき急に食べたくなります。人参を沢山加えて仕込み完了。
明日食べるのが楽しみです。