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プランAとプランB

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今週も、多くの企業の方から、いろんなことを学べた一週間でした。
今日は、あるプロジェクトのマネージャーさんからの学びについてです。

自分たちで対応可能な部分を整理する

コロナ禍になり、我々の暮らしだけでなく、ビジネスの場においても
予定が遅れたり、急な対応を迫られたりする機会が多いと思います。
「当初の予定では、ここで終わっていたのに…」
「コロナのせいで材料の調達が難しい…」など、よくききます。
あるプロジェクトのマネージャーは、
事業化前の実証実験の途中なのですが、
連携している大学や外部機関と連携が進まず、困っていらっしゃいました。
目標自体も高く、実現するのにとても難しいことをしているのに加えて、
長引く緊急事態宣言の影響で思うように動くことができず
実証実験の検証が止まっているとのことでした。
プロジェクトは達成までの期限があるため、心理的には非常に焦っていらっしゃいます。
話を聴いていると、
・まず自分たちができることを整理し、実行している
・検証をお願いする予定の組織でできない場合の代替案をいくつか考えた
・代替案の先に、かたっぱしから連絡して可能性を探ってみた
・でも別途費用が発生することになる…社長に相談
・この検証結果がでなかった場合、他の実験をする必要がある
・既にプランB,Cの実験について検討している
とのこと。
素晴らしいと思いました。

ポイントとしては
・自分たちでコントロールできるもの、できないものを整理する
 (コントロールできないもの コロナ禍、自粛、他社の考え)
・コントロールできることを、検討し、代替案を考える
でしょうか。これらは、自分の仕事でも応用できると思いました。

複数のプランを用意する


コンサルタントあるある、かもしれないのですが
提案やリスク対応については、「複数のプラン」を考えておくことは重要です。
一つしか案を考えていない場合、それが実行できなかったりしたときに困るわけです。
いくつか用意しておけば、素早く、あるいは冷静に対応できます。
プライベートでもよく、友人と食事に出かけたときに
「何を食べたい?」というより
「パスタ」と「寿司」だったらどっちがいい?
と聞くほうが、相手は答えやすかったりしますよね。
プランAとプランBを考える、大事です。

判断する時期を決めておく


このマネージャーの方は、プランAの最終決断の時期をちゃんと決めていらっしゃいました。
プロジェクトの締め切りを逆算して、各工程をいつまでに終わらせるという考え方をされています。
さらっと言われていましたが、これけっこう難しいと思います。
自分たちの意思で決めるわけで、当然不安もあると思います。
でも、いつまでも長引かせても仕方ない、ここで判断する、と腹をくくる。
人間の脳って一旦、これっと思い込むと修正が難しいと思うのですが
これは見習いたいです。
コロナで大変な中、熱い思いで事業化の準備をされている姿勢に感銘いたしました。
これらの考えや行動は仕事や自分のこと、いろんなことに応用できそうです。

日に新たに、日々に新たなり。

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