経営 診断士 sun-blog  

質問の答え方を学ぶ

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ある説明会に参加し感じたことをお話ししたいと思います。
パネリストが参加者からの質問に答えるというものですが、
何を聞かれるかわからない中で、いかに伝わりやすい説明をするか
難しいところですが、いくつかコツがありますのでお伝えしたいと思います。

結論からいう

得意先へのプレゼンテーションや、上司への計画書の報告の場などは、事前準備ができますので
結論から話すのは、ビジネスシーンでは当たり前ですが、
相手からの質問に答える場合も、先に結論や言いたいことのボリュームを伝えることで
相手が安心して話をきくことができます。
  ・言いたいことは●●、○○です。
  ・話したいことは3点あります。
  ・大枠や区分から話し、詳細は後で説明するー種類はA,B、Cの3パターンあります。
最も多いのがAで詳細は・・・です。
聞いてる側が「この話いつまで続くんだろう・・・」と不安に思い始めると、
中身を聞いてもらいにくくなりますので
話を聞く側を想像して話すといいですね。

客観的に、多面的に話す

自分の例だけでなく、他の人はこうだった、など、質問そのものの回答だけでなく、
ちょっとした情報を付け加えると
聞いている側の満足度が上がると思います。
具体的な例ですと、面接のコツは何かという質問に対し、ある方は、
面接時のコツや心構えだけでなく、学校は想像以上に寒いので、
防寒をされると良いと付け加えられていました。
「寒いと余計緊張したり、お手洗いにいきたくなるので、たくさん着込んできてください。」と。
相手を思いやるひとことで、ぐっと話に引き込まれますし、親近感がわきます。

事例をだす

今回の例は、相手からの質問に答える場合を想定しています。(つまり、事前準備ができない場合)
このような場面でも、できるだけ事例をあげたほうが伝わりやすいといえます。
また、説明の仕方も具体的な例をだす場合や、パターンを提示するというやり方もあります。
例 論文にはどんなデータを集めたか
Aさん 先行研究論文が少なかったので、大学の図書館で業界研究の本を調べたり、
    自分でアンケートをとったり、企業へヒアリングにいきました。
    図書館は、大学だけでなく蔵書の多い国会図書館も利用しました。
              アンケートは、ゼミの教授と相談して文面を作成し●●へ送付しました。
    企業は、○○県の△△に言って、インタビューをしました。
Bさん まずデータは2種類あって、二次データと一次データがあります。
    二次データは、公開されているデータで、官公庁や調査機関などが提供しているものです。
              例えば、人口動態や、食品の消費量などです。
     一次データは、自分たちで集めたもので、論文に必要なところですと、
アンケートやインタビューなどにあたります。
    人によってはウェブでアンケートをとったりしています。
   またこれも違う人ですが、自分の仕事先のクライアントを訪問した際に、
ついでに協力を仰いだり、会社に事情を話して、
   研究趣旨を理解してもらい、会社の調査データなどを活用した人もいます。
AさんとBさん,いかがでしょうか。Aさんは自分の経験をもとに説明しています。
一方Bさんは、パターン化して話をしています。
こちらのほうがヌケモレがない印象です。どちらがいい・悪いではなく、
いくつかの言い方があるよ、ということをお伝えしたいと思いました。
人前で話しをするときの大前提ですが、いつもよりゆっくり話すこと、
相手の顔をみる”間”も大事だと思います。
●編集後記
今日は久しぶりにオンライン会議を行いました。
途中で、すごく早口で話していることに気づきました。
しばらくオンラインになりそうなので、意識していきたいと思います。
●今日のNEW!
コーヒーマシンの洗浄をしました。その前がいつ洗浄したか覚えていません・・・。
きれいになったので、早速美味しいコーヒーを飲みました。
日に新たに、日々に新たなり