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春の推しワインはプロセッコ!

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ここ数日の関東地方は、日中ポカポカと暖かい日差しが届き、春を感じる一日でした。
春になると飲みたくなるのが「プロセッコ」というイタリアのスパークリングワインです。
推しのプロセッコについて書こうと思います。

プロセッコとは

プロセッコとはイタリアのスパークリングワインの一つで、
ヴェネト州の北部を中心に造られるスパークリングワインです。
世界三大スパークリングワインの1つで、フランス・シャンパーニュ地方で造られる
シャンパンを抜いて、世界一の生産量となっています。
イタリアだけでなく、アメリカやイギリス、そして日本でも人気のスパークリングワインです。
「グレーラ」というぶどうから造られ、白い花やレモン、グレープフルーツなどの柑橘類、
青りんご、メロンのような爽やかな香りと、ほどよい酸味、ほのかな苦味が特徴です。
「プロセッコD.O.C.」は、製造販売総数19億€(2016年度)、
海外市場への販売は全生産量の75%を占めていて、近年大きく伸長しています。
輸出先は、イギリス、ドイツ、フランスが上位となっており、日本は15位です。
ワンランク上の「コネリアーノ・ヴァルドッビアデーネ・プロセッコ・D.O.C.G.」は、
ヴェネト州の広陵地帯で造られていて非常に素晴らしいワインです。
こちらは9000万本(2016年度)と少ない生産量となっています。
D.O.C.やD.O.C.Gは、いわゆる格付けのことで、国のお墨付きである証明です。
ワインの世界では、国ごとに、それぞれのワインを守るために法律があります。
「プロセッコ」と名乗るためにはEUのワイン法に基づいた製法やブドウ品種など、
様々な基準を細かくクリアしている必要があり、さらにそこからこれらの格付けがされています。
どこの地域や畑かで、区分されており、
その中でもD.O.C.Gは、その地域の気候や土壌などの特徴がワインによく表れています。
難しくなってしまいました・・話をもどしましょう。
※参考 WSET WINE & SPIRITS

人気の理由  

上記の生産量にもあるように、数年前から、世界的にプロセッコは大人気となっています。
その理由は、”コスパ、味わい、万能選手”の3つだと思います。
シャンパンは瓶内2次発酵という伝統的な方式によって作られ、
ボトルの中で時間をかけて酵母とワインを発酵させるため、手間と時間から高価格となります。
一方、プロセッコは、瓶ではなくタンクを用いて、短期間で熟成させるため、
コストを抑えて造ることができます。ここが”お手頃価格”となる理由です。
(といっても味は美味しいんです)

味わいについてですが、プロセッコは伝統的に、やや残糖分を多めに造っており、
この味が人気の秘密といえるでしょう。
残糖というと甘そうですが、オフドライといって、飲んだあとほのかに甘みが残る程度なのですが
これがサクサクっと飲むのに丁度いいんです。
世界的な味の傾向として、ライトでフレッシュなものが好まれており、
これにマッチしているといえるでしょう。

いろいろ楽しめる

人気の3つめの理由が、”万能選手”だからなのですが、
これは、どんな料理にも合わせやすいという意味です。
スパークリングワインは、食前酒として、あるいは前菜に合わせることが多いのですが
プロセッコは、揚げ物や、鶏肉、トマト系などのパスタやピザとも合わせても美味しくいただけます。 
和食との相性も良く、このためイタリア料理店だけでなく、
和食のお店でもプロセッコを置いている飲食店は多いのです。
唐揚げはもちろん、これからの季節ですと木の芽の天ぷらや、
菜の花の和え物などと合わせても美味しくいただけます!
木の芽を食べるときには、、レモンの代わりに、プロセッコを合わせると、
プロセッコがもつ、ほのかな苦みや酸味が口の中で広がり、木の芽の天ぷらがより美味しくなるわけです。
家のご飯にも合わせやすいので、ぽかぽか陽気の週末におすすめするワインです。
スパークリングワインも奥が深いので、おいおい続きを書きたいと思います。
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