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飲食店のサブスクモデルを考えてみる

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コロナ禍の中、飲食の事業者さんは大変な苦労をされていると思います。
飲食店で増えている”サブスク”について考えてみます。

サブスクとは

”サブスク”とは、「サブスクリプション」の略で、
ービジネスモデルの1つ。商品ごとに購入金額を支払うのではなく
一定期間の利用権として定期的に料金を支払う方式。
契約期間中は定められた商品を自由に利用できるが、
契約期間が終了すれば利用できなくなるのが一般的である。
ーWikipediaより一部抜粋

動画や音楽配信などで、このサービスを使った人は多いと思います。
飲食店では、定額料金を払うと、その店の指定するコースだったり、商品が
食べ・飲み放題や、1回に支払う額よりお得に利用できたりする内容です。
焼肉チェーン「牛角」で定額サービスを募集したところ、話題になったことで
応募が殺到し、他のお客さんが利用できなくなったので、募集を中止したことが
ありましたね。
大昔は、近所の喫茶店の”コーヒー回数券”がありましたが、これもサブスクモデルの
原型かもしれません。(いや、トイチ的か・・)

店によって異なりますが、
・その店の指定メニュー(看板商品)を利用できる
  例:ラーメン店 全部ではなく、一部のラーメンのみ
    居酒屋ドリンクサブスク 390円以下のドリンクのみ
    カフェ オリジナルブレンドが無料で1杯飲める、など
・回数は制限がある場合がある
 1日1回までや、月4杯までなど
・アプリを活用したり、事前に登録しておく
といった内容が多いと思います。

3方よしのビジネスモデル

最近すぐ3つに分けて考えるのですが、飲食店、顧客、サービスの提供業者がいるとしたら
●飲食店のメリット
ー売上の見込みがたつ(ベースの収益になり得る)
ーリピーターが増える
ー顧客の情報(属性+@)収集ができる
ー新規顧客への呼び水になる
ーサービスを利用することで、費用はかかるが、設計やノウハウなどお任せできる
ーサービス事業者が宣伝してくれる場合もある

●顧客のメリット
ー好きなものをお得に楽しめる
ー付随するサービスを受けれたりする
ー特別感を感じる

●サービス提供業者
ー自社システムの利用が増える
ー利用事業者情報をマーケティングに使える
ー事例の情報発信で、宣伝ができる

などがあり、3方よしのビジネスモデルといえるでしょう。
一方で、それぞれデメリットもあります。
月額いくらで、何人以上利用すれば得になるかや
利用者が何回以上使えば、利益がなくなるか、など事前に考えた上で
内容を決める必要があります。
それでも、この厳しい状況の中で、お客さんに利用してもらうようにするには
トライしてみる価値があるのかもしれません。

飲食店にとって大事なこと

飲食店の視点にたって考えると、利用者が増え、売上の見込みがたつのもいいのですが、
コロナ後を見据えた、顧客との関係を今のうちにつくっておく(太くする)ことが
大事だと考えます。
常連さんあるある、だと思いますが、意外と名前やどこからきているのか知らないことが
あったりすると思います。
最近のサブスクリプションは、アプリなどデジタルを活用するものが多いため、
常連さんのことをもう少し知ることができ、名前で読んだり、会話ができたりする機会が
増えるかもしれません。
ひとり、ひとりと相対することでお客さんの満足度も上がるはずです。
また、どのように利用されているか、ユーザー属性や頻度、使い方など生きたマーケティング情報が
次の作戦に役に立つのではないでしょうか。
それは飲食店さん自身にとっても、お客さんにとっても
新しい何かが生まれ、嬉しいことだと思います。

別にサブスクを勧めているわけではないのですが、いち意見として・・・。

 

●宣言延長で時短協力金情報<補助金>
10都道府県で、緊急事態宣言が延長されていますが、
営業時間短縮要請に協力する飲食店に対して協力金の情報がでています。参考まで。

https://j-net21.smrj.go.jp/news/tsdlje000000nmkl.html

 

●今日のNEW!
気圧が不安定なので、ツボ押しとストレッチポール

 

 

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