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持ち味を活かす

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ある日本酒のメーカーの記事を読んで印象的だったので
感じたことを書きたいと思います。

 

自社の持ち味が何かを考えた

ある日本酒メーカーの3代目は、父親である2代目から事業を承継したのですが
売上が厳しく、経営の見直しを迫られていました。
初代の祖父は、すべて手作りにこだわった日本酒。
2代目は、成長していた時期で、生産の効率化を図った。
3代目は、自分たちの酒造りについて改めて考えたそうです。
そこででた結論は、原点にかえって、手作りの味を追求しようということでした。
酒蔵を立ち上げた祖父の想いを改めて見直したそうです。

 

手作りにこだわることに決めた

原料の仕込み、醸造過程などすべて手作りに変えていったそうです。
手間も時間もかかり、生産量は少なくなるけれど
自分たちの味を追求できる、そう考えたそうです。
ここには大きなヒントがあると思います。
製造手法のことではなく、「自分たちの持ち味は何か」を考えてみたことです。
持ち味とは、他社との違い、個性、強みともいえるでしょう。
これまで当たり前に行っていることなど、それが自分たちの持ち味とはきづきません。
しかし、これを意識することで、次の行動が変わってきます。

持ち味を活かす!ようになると思います。

 

他社との違いを出し、伝える

自分たちの持ち味が認識できたならば、他社を見てみます。
違いは何かということを知ることです。
自分たちのお酒はここにこだわっている!と明確に伝えることができれば
それは、お客様に伝わり、選んでもらいやすくなります。

先日このブログにも書いたダイワスーパーのフルーツサンドで例えると、
「フルーツの仕入れからこだわって、厳選した美味しいフルーツをつかって
しかも、美味しく見えるような切り方でサンドイッチにしたこと」、
これをきちんとお客様に伝えたことで、支持されたといえます。
よくいうブランディングということになりますが、
まずは自分たちの持ち味、こだわりは何かについて一度考えてみましょう。
ダイワスーパーの場合は、祖父から続いた仕入れ事業者さんとの関係性、
仕入れの目利き、ではないでしょうか。だから美味しいフルーツが仕入れられる。

 

違う視点でみてみると、なぜお客様は自社の商品を買ってくれるのか、
自店にきてくれるのか、考えてみるとよいと思います。
そこには理由があるはずで、それが持ち味に繋がると考えます。

 

 

日に新たに、日々に新たなり。

 

 

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