V-RESASを活用してみる
内閣府地方創生推進室と内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が提供している「V-RESAS」を
ご存知でしょうか。機会があって使ってみました。
V-RESASとは
こうした新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)感染症が地域経済に与える影響を可視化するため、
まち・ひと・しごと創生本部と内閣府地方創生推進室が設立したサイトです。
名称は「V-RESAS (Regional Economy Society Analyzing System)」。
V-RESASでは政府や自治体が公表している統計ではなく、民間企業の保有するデータが集計されていて、
新型コロナの影響が大きい、人流、飲食、消費、宿泊、イベント、興味・関心の6分野において、
それぞれ都道府県別や圏域別などで動向を見ることができます。
週次で更新されているデータもあり、比較的タイムリーに影響を把握することができます。
従来のRESASは、人口動向、産業構造などマクロデータが多いのですが
V-RESASは、それよりは、地域の消費動向や、生活者の動きを見ることができるため
販売やサービス、飲食業の方は参考になると思います。
※V-RESAS
https://v-resas.go.jp/
消費動向が見れる
私が最初に使ったのは、消費ー小売りの分野です。
POSレジでの販売動向を見ることができるのに驚きました。
2019年同週との比較ですが、推移も見ることができます。
品目別まで細かく見ることができます。
例えば、即席食品なら、カレー・シチュー・パスタソース・即席みそ汁などです。
変化の大きい項目、注目度の高い項目といった区分でも見れるので
消費動向を知る上では参考になると思います。行政区までは細かくないものの、
各都道府県のエリア別に見れますので自社との比較はできそうです。
データは画像でならダウンロード可能です。
変化や動きを捉えて、企業活動に活かしたい
普段データを見慣れていないと、そこから何を読み取れるか難しいと思います。
このサイトには、「解説コラム」というのがあって、いくつかの切り口で分析や解説をしています。
例えば、飲食店なら、掲載されているデータは、飲食店情報の”閲覧数”なのですが
「閲覧数」でみる飲食店の予約数・来店数への影響というコラムは、閲覧数との関連性を
示唆しており、興味深いです。
属性やライフスタイルはわかりませんが、動向はみれるため、このコラムを参考にして
自社と近隣の状況を比較してみてはいかがでしょうか。
普段なかなか自社データ以外は知ることができませんが、自由に使えて便利だと思います。
切り口は参考になります。データの見方が学べてお得です。
※解説コラム
https://v-resas.go.jp/articles
新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える影響の可視化、とありますが、
アフターコロナも踏まえて活用できれるといいと思います。
日に新たに、日々に新たなり
●今日のNEW!(一日一新)
シナボン