経営 診断士 sun-blog  

理想のディスカッション

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とあるグループのディスカッションに参加しました。
そこで感じたことを書きたいと思います。

何の議論なのか

議論の初めには、何について話をするのか(議論の主題)、ゴールは何かを
参加者全員に意識してもらうことが大切です。
今日の議論では、事実を出そうといっているのにも関わらず、
途中で個人の意見をいったり、それぞれで会話しはじめたり、と
議論が終わるのか・・・といった状況でした。
今は何について議論しているのか、は常に意識していたいですし
途中途中で参加者への確認は必要だと感じました。話がそれていくことはよくあることなので・・・。

「発散と収束」

アイデアを出し合うときによく行う手法です。
KJ法といったやり方が有名ですが、「発散」の段階では、とにかく意見やアイデアをだします。
人数が多い場合は、個人で意見をポストイットなどに書いて、後で共有したりします。
この段階のコツは、否定しない、深堀はしない、ことです。
効率よくまとめようとか、整理しながらとかではなく、”とにかく出し合う”ことです。
参加者から出てきたアイデアや意見は、全員が見えるようにします。

次に「収束」の段階ですが、発散時にでてきた意見を
・グルーピングする(同じようなものをまとめる)
・その中で、次の段階に掘り下げるものを選んでいく。
 例えば問題点として優先順位が高いもの、実現しそうなもの、短時間できそうなもの、とか何か軸で選ぶ
・選んだものを深く議論する

「発散」はしやすいのですが、「収束」は難しいと感じます。
参加者の集中力を保つことがコツだと思います。休憩をはさんだり、声掛けしたり工夫が必要です。

合意形成

議論の最終段階です。「収束」したアイデアや意見をまとめ、参加者全員の同意を得ることです。
その会議での結論をだすこと。
その際には、次工程やスケジュールを確認することを一緒にやると、参加者の意識に残りやすいですし
次工程がスムーズだと思います。
例えば、新商品のアイデア出しをする議論をしていたとします。
結論としてA、Bの方向性で進めようと決まったとします。
次はだれが何をするか、A,Bのアイデアを具現化するために、ゴールはいつまでかといったことを確認します。

ちょっと概念的な内容ですが、
議論の際に意識して参加すると、もれなくだぶりなくアイデアがでたり、有意義な話になると思います。
また班長や議長一人が頑張るのではなく、ファシリテーター、記録担当、タイムキーパーなど
役割を分担するとお互い声を掛け合って、いい議論ができると思います。

 

●編集後記
今日の議論では、オブザーバーとして参加でしたので意見がいえず、もどかしかったです。
限られた時間で議論を進めるのは難しいものなのだと実感しました。

 

●今日のNEW!
お世話になっている近所の中華料理屋さんでランチ
やっぱりマンマの味です。

 

日に新たに、日々に新たなり